外にいるより車内のほうが安全

 最近は異常気象なのか、1年をとおして雷が鳴ったりする。そこで思い出すのが、クルマは雷が落ちても問題なしという話。そもそも平らな形をしていて、尖ったものもないので落ちにくい。落ちたとしてもボディの表面を伝って地面に抜けいくから、というのが問題なしの根拠となっている。また、雷が鳴りだしたら、クルマのなかに逃げればいいという人もいる。

 実際はというと、確かに問題はないし、表面を伝って抜けていくというのも本当。ただし、乗っている人がなにも感じないかというとそんなこともなく、実際に落ちたという人によると、ドンという強い衝撃があったという。

 また、気をつけたいのが雷が近くで鳴りだしたら金属部分を触らないということ。車内はほとんどが樹脂など、電気を通しにくい素材でできているので問題ない。だが、もし金属が露出している部分に触れていると感電する可能性はある。また、今や大量に搭載しているコンピュータには影響があるかもしれない。ただ、落雷で破損した場合は車両保険が使えるので安心ではある。

 一方、飛行機も同じ理屈で落ちても大丈夫とされるが、じつは間違い。クルマと同じように表面を伝って放電されると思いがちだが、雷は電気が溜まっているところにやってくる(空中では落ちるというより、縦横無尽に飛び回っている)ので、機体に溜まった電気を放電索と呼ばれる装備によって抜くことで被雷しないようにしている。さらにそもそも雷が発生しているところに近づかないように、専用のレーダーで監視しているのだ。