朝寝坊で時間がないから、ダイエットのためと、そもそも食欲がない、と理由を問わず朝食を抜いているあなたは要注意。というのも朝食抜きはその後のパフォーマンスを低下させるだけでなく、動脈硬化リスクを高めてしまうことがわかっているからです。

朝食を食べない人ほど健康状態が悪い

中高年の会社員4000人を6年にわたって追跡調査したスペインの論文によると、全体の3%にあたる、朝食をほとんど食べないか完全に抜いていると答えたグループほど、食生活の内容が不健康で、心血管系のリスク因子を抱える割合が多いことがわかったようです。その上、胴回り・BMI・血圧・血中の脂質・空腹時の血糖値などの値が、他のグループと比較して、最も大きかったこと。朝食をしっかり食べているグループに対し、動脈内の脂肪蓄積量が平均2倍かったことなどもわかっています。つまりは朝食を食べないことで動脈硬化リスクが高まってしまうということです。取り返しの付かない後遺症や死を招く心臓病は、発症より以前の段階で動脈の異常が確認されると言われていますが、まさにこの朝食抜きが動脈硬化という異常、死のリスク上昇につながりかねないということです。

朝食抜きの悪習慣は病気の予防習慣に変えられる

これ以前の研究で既に、健康に良い朝食を摂ることで、体重・コレステロール・血圧・糖尿病などの関連疾患リスクを低下させられること、それとは逆で朝食を抜くことで冠動脈疾患リスクが高まることがわかっていました。つまり朝食を抜くという悪習慣は、きちんと朝食を食べるだけで、あらゆる病気の予防習慣に変えられるということです。

朝食抜きは体重を減らすどころか逆効果に

米カリフォルニア大学の教授はこの論文に対して、朝食を抜く人は体重を減らそうとしているが、その後の時間帯に不健康な食事を多くとる傾向にある、朝食抜きはホルモンバランスの悪化を招き、体内時計を狂わせる原因となってしまう、と語っています。上記の論文で、朝食を食べない人ほど胴回りや体重の数値、血管内の脂肪数値が大きかった通り、朝食抜きは体重を減らすどころか、大抵の方が逆の結果を招いてしまっていることがわかっています。もしあなたがダイエット目的で朝食を抜いているというなら、健康のためにはもちろんのこと、逆効果となってしまわないためにもすぐに止めることをおすすめします。朝寝坊で朝食を食べる時間がないなんてもってのほか。パフォーマンスを上げ、スムーズな一日を送るためにも朝食は必ず摂るよう心がけましょう。

もちろん朝食抜きが習慣になって何の問題もないと感じている人が無理に朝食を食べる必要はありませんが、どっちの情報が正しいのか迷っているなら、せっかくなので美味しくヘルシーな朝食を楽しんでみてくださいね。


writer:サプリ編集部