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電動シティカー「レッドスペース」 量産も視野

有名なBMWの前デザイン・チーフ、クリス・バングルは、彼の独立系デザイン・ハウスによる最新プロジェクトを公開した。中国のEVトラック・メーカー、CHTCグループが製造する電動シティカー、レッドスペースだ。

オリジナル・ミニより8cmちょっと長い全長2.97mのレッドスペースの目的は、道路の専有面積を最小に保ちながら乗客のインテリア・スペースを最大にすることだ。

より背が高く幅も狭いにもかかわらず、レッドスペースの最小回転半径はスマート・フォーツーより小さい。中国の大都市内における移動手段を想定しており、移動中は4人乗り、停車中は5人乗りだ。

バングルは、このクルマはコンセプトカーではなく、量産車のプレビューであると強調している。生産は近く始まる予定だが具体的には決まっていない。

このプロトタイプには全機能が実装されており、バッテリー・パックを囲んでいるアルミのスペースフレームのおかげで、開発初期の段階でクラッシュ試験に合格している。

静止から50km/hまでの加速(ターゲット市場である中国都市部で望まれる特性だ)では同クラスのクルマを上回るが、時間の90%を占める停車中でも可能な限り機能的であるようデザインされている。

運転席は180°回転 太陽電池が補助充電

17インチのインフォテインメント・ディスプレイに加えて、多目的のリア・ベンチが備え付けられている。ソファからおむつ取り換えベッドまでいろいろに使えるとバングルは主張している。

運転席は180°回転して乗客と向き合うことができ、ドロップダウン式のテーブルも開発中だ。

レッドスペースのバッテリーは通常通り再充電されるが、屋根に取り付けけられたクラス最大となる太陽電池により、再生可能エネルギーを使った補助充電も行われる。

走行可能距離がクラス最大という以外、電池容量などは公表されていない。

CHTCグループの副社長、ワン・ジナンによると、このクルマの発表の場としてLAを選んだのは、カリフォルニアの人々がカー・モビリティのオピニオン・リーダーだからだそうだ。

量産の意図はあるものの、LAショー参加者からのフィードバックを参考にしてこのクルマの将来性を確かめたいようだ。

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