U-20日本代表を率いる森保一監督

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 東京五輪世代のU-20日本代表の森保一監督は30日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、12月にタイで行われる『M-150杯 2017』に臨むU-20日本代表メンバーを発表した。

以下、森保一監督会見要旨

●森保一監督

「皆さんこんにちは。今日は忙しい中、お集まり頂きありがとうございます。私の代表監督として、U-20の日本代表チームを率いて、初めての大会となるので、この大会を良いスタートとできるように頑張って参りたいと思います。今日、メンバー構成のところ、これから皆さんに質問等を頂けると思うので、いろんな話をさせて頂ければと思っています。我々の活動を多くの方に取り上げて頂き、発信して頂けること、非常にうれしく思っております。皆さんにも、そして皆さんを通じて、我々の活動の情報を知る方々にも喜んで頂けるように頑張って参りたいと思います」

――東京五輪に向けて初陣。U-20W杯メンバーが入っていないが。

「まずは東京五輪に向けての年代のチームの最初の大会に参加することになるが、まずはメンバー構成として、皆さんもご存じのとおり、U-20W杯に出場した選手は含まれておりません。理由はまだまだこの年代で可能性のある選手を見ていくということ。私自身もこの年代の選手をより広く、ラージグループとして捉えながら、選手を見させて頂いて、最終的にコアな部分と作っていく意図のもと、今回のメンバー構成にした」

――選手たちも森保さんのやり方が分からない中で最初に強調したいこと。

「チームとして、チームの戦術を新しい監督、そして選手も集まってきてもらって、短い期間で戦術浸透というのは、そんなに簡単なことではないと思う。まずは選手たちに見せてもらいたいのは、大枠のコンセプトのことはミーティング等を通じて選手に伝えたいと思うけど、それぞれの選手に特長・個性があると思うので、自分の良さを存分にまずは発揮してほしいと思うし、このチームに残っていきたい、このチームでやりたいと、やり続けたいという意志を見せてもらえるように、思い切ってプレーしてほしいと思います」

――大学生が5人いるが、特長を教えてほしい。

「すべての選手を今回は私が見ているわけではない。この世代の選手を、私が監督就任してから、できる限りのところで映像等見させて頂いたが、すべて見れているわけではないし、見れているというふうに自分の中では思っていない。その中でメンバーを決めるときに、各年代の、これまで指導されてきた方々の選手の評価を聞かせて頂きながら、あるいは日本サッカー協会でこの年代に携わっている関係者の方々から、色んな情報を頂きながら、今回はメンバー構成をしました。その中で大学生については、三笘、旗手、小松蓮は直接見させてもらいましたが、他の大学生については推薦を頂いて、今回のタイの遠征でプレーを見させて頂くということです。特長的には、これまで携わった、この年代、この選手たちに携わっている方々から特長は聞いているし、今のコンディションの状態も聞いているので、十分に代表として戦える実力を持っている選手だと思っている」

――今後大学生が大学でプレーを続けるとして、彼らに大学でどのようなことを学び代表につなげてほしいか。

「プロであれ大学生であれ、日常が大切だと思うし、常に向上心を持って所属のチームでプレーしてほしいなというふうに思っています。それはピッチ内でもそうだし、ピッチ外でも自分のコンディション調整、あるいは課題として取り組んでいるところを向上させてもらえるようにしてほしいなと思っています。大学の指導者の方々は非常に素晴らしい指導者の方々がいっぱいおられますし、その中で選手が伸びるために素晴らしい指導をされていると思うので、そういう指導者の方々のアドバイスを聞きながら、かつ自分でも高い志を持ちながら日々過ごしてほしいと思います。そうしたら必ず、レベルアップできると思う」

――メンバー見ると3バックの可能性が。

「そうですね。基本的にこれまで3バックをやることが、私の監督の経験の中で多かったので、基本的にそれを考えています。ただし、選手を見てみて、それをやれるかどうかというのは実際ピッチ上に行って、それが4-4-2なのか、4-2-3ー1、4-1-4-1なのか、いろんな形があると思いますが、一番選手が力を発揮できるような形を柔軟に取って行きたいと思います」

――活動期間が短いが、どうコミュニケーションをとっていくか。

「特に考えていないが、できれば少しでも多くの時間、多くの回数、選手とどんな話になるか分からないけど、コミュニケーションを取れればなと思っています。何となくこの遠征を終わらせるのでなく、できるだけコミュニケーションをとることによって、それは私だけでなく、スタッフ全員でコミュニケーションをとりながら、選手が少しでも思い切ってプレーできるように、そういう雰囲気というか、環境づくりをしていきたいと思っています」

――インカレが控えている選手もいるが、大学との調整や話し合いは。

「大学関係者の方とは話をさせて頂いています。本当にこれはありがたいことで、インカレという大学生にとって、チームにとって、非常に大切な大会があるにも関わらず、私がこのメンバーとして、挙げさせて頂いた選手をチームから出して頂けるという、大学側の配慮には非常に感謝しております。そこは大学だけでなく、U-20の年代は他のユースやいろんなカテゴリーとの兼ね合いが出てくると思うので、そこもコミュニケーションを取らせて頂きながら、良い形で選手が成長できるような、環境づくりをしていきたいと思います」

――今回はJで出場機会が多い選手のことは配慮した形だと思うが、次の1月の中国ではそういう選手を呼ぶことに。

「すべてが、どうすると決まったわけではないが、基本的に今回と次の1月の中国のメンバーは分けて考えています。疲労等、所属チームの関係者の方々、また協会内で話して決めていきたいと思います」

(取材・文 折戸岳彦)
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