大学1年生ではただ一人選出された法政大FW上田

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 東京五輪世代のU-20日本代表の森保一監督は30日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、12月にタイで行われる『M-150杯 2017』に臨むU-20日本代表メンバーを発表した。

 大学生組からはGKオビ・パウエル・オビンナ(流通経済大2年=JFAアカデミー福島)、FW上田綺世(法政大1年=鹿島学園高)、MF三笘薫(筑波大2年=川崎F U-18)、FW旗手怜央(順天堂大2年=静岡学園高)、FW小松蓮(産業能率大1年=松本U-18)の5名が入った。

 オビは1年生時から流通経済大の正守護神として経験を積んでおり、筑波大の三笘と順大の旗手はともに2年生ながら、チームで主力として活躍。二人は今夏に台湾で行われたユニバーシアード競技大会にユニバーシアード日本代表として出場。世界一獲得にも貢献した。

 法政大の上田は鹿島学園高出身のルーキー。今年9月に行われた夏の大学日本一決定戦・総理大臣杯決勝では、決勝点を決める活躍をみせ、チームを35年ぶりの日本一に導くなど結果を残している。

 神奈川県リーグに所属する産業能率大の小松だが、7月に行われたAFC U-23選手権予選に続く年代別代表選出。なお県の秋季リーグで、小松は6戦9得点を挙げたが、チームは関東学院大の後塵を拝し、関東リーグ昇格を逃した。

 森保監督は11月4日と5日に行われた関東大学リーグで、オビの所属する流経大や三笘の所属する筑波大の試合を視察したほか、今月末に行われた関東大学選抜の選考会などにも足を運び、メンバー選考を行った。

 しかし選ばれた大学生5名について、「今回はすべての選手を私が見ているわけではない。この世代の選手を、私が監督就任してから、できる限りのところで映像等見させて頂いたが、すべて見れているわけではないし、見れているというふうに自分の中では思っていない」と明かす。

「その中でメンバーを決めるとき、各年代のこれまで指導されてきた方々の選手の評価を聞かせて頂きながら、あるいは日本サッカー協会でこの年代に携わっている関係者の方々から、色んな情報を頂きながら、メンバー構成をしました」。

「大学生については、三笘、旗手、小松蓮は直接見させてもらいましたが、他の大学生については推薦を頂いて、今回のタイ遠征でプレーを見させて頂くということです。特長的には、これまで携わった、この年代、選手たちに携わっている方々から特長は聞いているし、今のコンディションの状態も聞いているので、十分に代表として戦える実力を持っている選手だと思っている」と語った。

 上田のプレーを実際に見る機会はなかったようだが、今季の大学サッカー界のルーキーのなかでも、抜群の結果を残していることなどから招集に至ったようだ。

 また、今大会は12月9日から15日にかけてタイで開催されるため、筑波大の三笘や順天堂大の旗手、流通経済大のオビ、法政大の上田は、12月13日から24日にかけて行われる全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の2回戦(16日)出場は不可能な状況。しかし、各大学関係者は選手個人のキャリアを見据え、快く送り出す。選出された選手については代表を途中離脱することなく、最後までタイの地で戦うことになる。

 これについて「本当にありがたいこと」と言及した指揮官は「インカレという大学生にとって、チームにとって、非常に大切な大会があるにも関わらず、私がこのメンバーとして、挙げさせて頂いた選手をチームから出して頂けるという、大学側の配慮には非常に感謝しております」と話した。


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