復帰戦となるヒーロー・ワールドチャレンジ開幕を控え、最終調整を行うタイガー・ウッズ(2017年11月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】30日に開幕する男子ゴルフ、ヒーロー・ワールドチャレンジ(2018 Hero World Challenge)では、この大会で実戦復帰を果たすタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)と、昨季の米ツアー年間最優秀選手であるジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が同組でラウンドする。24歳の新星は、その「特等席」に座る機会を楽しみに待っている。

 トーマスは「ウッズはツアー79勝、メジャー14勝を挙げている選手だ。つまり、みなさんと同じように、僕も彼のプレーを目の前で見られるのが楽しみでしかたないということだよ。木曜日のラウンドは、僕にとって最前列の席のようなものだ。だけど正直に言えば、彼をやっつけるのも楽しみなんだ」と話した。

 2016-17シーズンにツアー5勝を挙げたトーマスは、全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)でメジャー初タイトルを獲得し、さらにはフェデックス・カップ(FedEx Cup 2017)の年間王者にも輝いた。

 一方、ウッズは4月に4回目のメスを入れた腰のリハビリに一年のほとんどを費やすと、5月には飲酒または薬物を使用した状態で運転した疑いで逮捕され、後の検査で血中から薬物が見つかるという、後悔の残る不祥事を起こした。それでも今、リハビリの過程で悩まされた痛みから解放されたウッズは「人生を楽しみ」、今年2月以来となる実戦復帰について、自分でも予測できないと話している。

 トーマスは、メジャー14勝を挙げている41歳のスーパースターに大きな注目が集まるのは当然のことだと話し、「マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)がバスケットに復帰したときとまったく同じだよ。そのスポーツの史上最高の選手の一人で、普通の人にはできないこと、誰にもできなかったことを成し遂げ、たくさんのファンを魅了してきた人なんだ。彼のような選手がいなくなることは誰も望まない。それは今でも変わらない」と語った。

 全英オープン(The 146th Open Championship)覇者のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、結果的には復帰が思うようにいかなかった昨年のこの時期よりも、ウッズが「自信をつけている」ように見えると話している。

 スピースは「当然だけど、みんなすごく気にしているよ。今週ウッズがどんなプレーをするかをね」とコメントし、若手はみな、ウッズが彼らに交じって再び優勝争いするようになるのを楽しみにしていると続けた。

 昨年のこの大会を制している松山英樹(Hideki Matsuyama)も、ウッズが鮮烈な初優勝を果たした1997年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)をテレビで見ていた思い出を振り返りながら、かつてのアイドルとプレーする機会を楽しみにしている。

「学校へ行く前にテレビをつけると、画面の中にはいつもウッズがいました。彼と優勝争いとか、そういう戦いをしたことはないですけど、この先そのチャンスがあればうれしいですね。ジャスティンもジョーダン(そして松山自身)も、みんな一番良いときのウッズを直接見たことはないですけど、そこまで戻せれば、毎週のように優勝候補に挙がって何勝もすると思います」
【翻訳編集】AFPBB News