【質疑応答】若武者を率いて初陣に挑む森保一監督「自分の良さを存分に発揮して欲しい」《M-150カップ2017》

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▽日本サッカー協会(JFA)は30日、12月6日〜17日にかけて行われるタイ遠征に臨むU-20日本代表メンバーを発表した。

▽メンバー発表会見に出席した森保一監督は、冒頭で「皆さん、こんにちは。本日はお忙しい中、この場にお集まりいただきありがとうございます。代表監督としてU-20の日本代表を率いて、この大会で良いスタートを切りたいと思います。今日はメンバー構成の質問等あると思いますので、色々なお話をさせていただければと思っております。我々の活動、多くの方に取り上げていただき発信していただけること、嬉しく思っています。皆さんに、そして皆さんを通じて我々の活動の情報を知る方々にも喜んでいただけるように、頑張ってまいりたいと思います」と詰めかけた報道陣に挨拶。その後、質疑に応じた。

――U-20ワールドカップメンバーが招集されていませんが、意気込みと併せてお願いします

「東京オリンピックに向けての、日本代表チームの最初の大会に参加するということになります。まずはメンバー構成として、U-20の今年行われたワールドカップに出場した選手は含まれておりません。理由は、まだまだこの年代で可能性のある選手を見ていくということ。私自身もこの年代の選手をより広く、ラージグループとして捉えながら見させていただいて、最終的にコアの部分を作っていきたいという意図の下、今回のメンバー構成とさせていただきました」

――短い期間の大会ですが、選手たちに見せてもらいたいことは?

「新しい監督、そして選手に集まってもらって短い期間で戦術を浸透させるということは、簡単なことではないと思います。もちろん、大枠のコンセプトはミーティング等を通じて選手に伝えたいと思います。まず、選手たちに見せてもらいたいのは、それぞれの特長や個性があると思いますので、自分の良さを存分に発揮して欲しいと思います。このチームに残っていきたい、やり続けたいという意思を見せて欲しいです。そういったところを見ていきます」

――招集された大学生の特長を教えてください

「全ての選手を見ているわけではありません。私が監督に就任してから、できる限りこの世代の選手の映像等をみさせてもらいましたが、全て見られているわけではありません。見られていると、自分の中では思っていません。その中でメンバーを決める時に、各年代のこれまで指導されてきた方々の選手の評価を生かさせていただきながら、あるいはこのサッカー協会でこの年代に携わっている関係者の方々から色々な情報をいただきながらメンバー構成をしました。大学生については、三苫(薫)君、旗手(怜央)君と小松蓮君は直接見させてもらいました。他の大学生については、今回の大会でプレーを見させてもらいます。また、特長やコンディションに関しては、これまで携わってきた関係者の方々に聞いています。十分代表で戦える実力を持っている選手だということを聞いています」

――大学で身に着けてもらいたいことは?

「まずは、プロであれ大学生であれ日常が大切だと思います。常に向上心を持って所属のチームでプレーして欲しいと思っています。それはピッチ内もそうですし、ピッチ外でも自分のコンディション調整あるいは課題として取り組んでいることを向上させてもらえれば。大学の指導者には、非常に素晴らしい方々が一杯おられます。選手が伸びるために素晴らしい働きかけをされていると思いますので、そういった方のアドバイスを聞きながら、かつ自分でも目標を持ちながら日々過ごして欲しいと思います。そうすれば、必ずレベルアップできると思います」

――メンバー構成を参照すると3バックを想定しているように見えますが

「そうですね。私の監督の経験の中でこれまで3バックをやることが多かったので、基本的にそう考えています。ただし、選手を見てみてそれをやれるかどうか。[4-4-2]なのか、[4-2-3-1]なのか、[4-1-4-1]なのか色々な形があると思います。一番選手が力を発揮できるような形を柔軟に取っていきたいと思っています」

――クラブよりも活動の時間が短いですが、選手とのコミュニケーションについて考えをお聞かせください

「特に考えていませんが…。どのような話になるかは分かりませんが、できれば少しでも多くの時間、回数、選手とコミュニケーションを取れればと思っています。なんとなくこの遠征を終わらせるのではなく、私だけではなくスタッフ全員でできるだけコミュニケーションを取ることによって、少しでも選手が思い切ってプレーできるように、環境を作っていきたいと思っています。この短い期間でも」

――インカレを控えている選手もいると思いますが、大学との調整は?

「大学の関係者の方、所属チームの関係者の方とはお話をさせていただいています。インカレという大学生にとって、チームにとって非常に大切な大会があるにもかかわらず、メンバーを出していただけるということは、本当にありがたいことです。大学側の配慮には非常に感謝しております。大学だけではなくU-20の年代は、ユースや他の色々なカテゴリーとの兼ね合いも出てくると思います。そこもコミュニケーションを取らせていただきながら、良い形で選手が成長できるような招集の仕方、環境作りをやっていきたいと思います」

――今回、Jリーグで出場機会の多い選手が呼ばれていないのは疲労への配慮? 次の1月に開催されるAFC U-23選手権中国2018には呼ぶのでしょうか?

「どうするか決まっているわけではありませんが、基本的に今回と次の1月の中国に行くメンバーは分けて考えています。疲労等々に関しては、今後所属チームの関係者の方々、協会内で話して決めていきたいと思っています」