29日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、北朝鮮・朝鮮中央テレビの名物女性アナウンサーが、火星−15ミサイルの発射成功を喜ばしげに報じたことを伝えた。

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2017年11月29日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版サイトは、「北朝鮮・朝鮮中央テレビの“国宝級”女性アナウンサーが、火星−15ミサイルの発射成功を喜ばしげに報じた」と伝えた。

朝鮮中央テレビの李春姫(リ・チュンヒ)アナウンサーは29日午後、火星−15大陸間弾道ミサイルの発射成功を発表するとともに「今年7月の火星−14大陸間弾道ミサイルから大きな技術的進歩があった」と報道。火星−15ミサイルは米国本土を射程範囲に含み、超重量級の核弾頭を搭載可能であるとしたほか、今回の発射について飛行時間53分、飛行距離950キロメートル、最高到達高度は海抜4475メートルで、「北朝鮮東部海域の公海に落下した。高射角の発射により、周辺国に影響を及ぼさなかった」と伝えている。朝鮮中央通信も、ミサイル発射後すぐさま発射成功を伝えている。

韓国・聯合ニュースによれば、韓国の国家情報院は火星−15について、北朝鮮メディアが強調する「技術的に大きな進歩」を認めるとともに、北朝鮮が新たな核実験を実施する可能性もあるとの見方を示している。同院はまた、今回の発射には国連の対北朝鮮制裁に参加する中国に対する怒りを示すとともに、自国民に対して強いイメージを与える狙いがあったと分析した。

中国外交部の耿爽(グン・シュアン)報道官は29日の定例記者会見で「わが国は北朝鮮による発射活動を強い懸念と反対の意思を示すとともに、北朝鮮に国連安保理の関連決議を順守し、朝鮮半島の緊張を激化させる行動を止めるよう督促する。また、関係各方面が慎重に行動し、地域の平和安定をともに守っていくことを望む。米国による国連制裁を通り越した独自制裁については、わが国は引き続き反対の立場を取る」とコメントしている。(翻訳・編集/川尻)