フード・ドリンク部門でグランプリを獲得した「田野屋塩二郎プチシューラスク」(12枚入り 小売価格1080円)。高知で希少な完全天日塩を使用したラスクだ

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国内から海外まで誰もが喜べるおみやげを日本全国各地より募集し、日本の魅力を再発見できるような逸品を発掘する「おみやげグランプリ2018」の審査結果が11月29日に発表された。

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フード・ドリンク部門のグランプリにはスウィーツの「田野屋塩二郎プチシューラスク」(12枚入り 小売価格1080円)が、グッズ・ノベルティ部門のグランプリには日本陶彩の「輝琳 取り分け揃」(3780円)が輝いた。

2004年から観光庁が開催してきた“魅力ある日本のおみやげコンテスト”事業を、ふるさと祭り東京実行委員会が引き継いで開催している「おみやげグランプリ」。今回、フード・ドリンク部門(応募数287点)、グッズ・ノベルティ部門(応募数175点)の2部門へ計462点の応募があった。

フード・ドリンク部門を制した「田野屋塩二郎プチシューラスク」の生まれは高知県。同県の田野海岸で海水のみを原料に作られる希少な完全天日塩、塩二郎を使用した一品だ。その旨味を活かし、手作業で丁寧に炊上げた塩キャラメルと専用のシュー皮を合わせ、芳ばしく焼き上げた、驚くほど口どけの良いラスクとなっている。

審査員長は同商品について、「おみやげとして重要な要素である、軽くて安くておいしいという三拍子が揃っていました。甘さが塩で引き立っており、後に残らないさわやかさです」と受賞理由をあげた。

グッズ・ノベルティ部門を制したのは「輝琳 取り分け揃」。岐阜県の日本陶彩が作った同商品の受賞理由は「何よりまず、日本の美を体現したデザインの美しさに目と心を奪われました。また、大皿1枚、小皿4枚のセットで手ごろなお値段であることも評価の一つです。また、日本人だけでなく外国人旅行者にも訴求するデザインと和の心があること、SNS映えする風合であることから、観光庁長官賞とさせていただきます」(審査員)。

日本伝統の琳派をモチーフに転写の技法を用いて金色的な輝きや細かい色彩が描かれ、ガラス面に転写することで一層鮮やかで雅な印象をもたらす。それぞれの皿で異なる絵を楽しめることも魅力のひとつだろう。また、同商品は観光庁長官賞も受賞している。

入賞したそれぞれのおみやげは、2018年1月12日(金)から21日(日)まで東京ドームで開催される「ふるさと祭り東京2018-日本のまつり・故郷の味-」内で展示や販売がされる(※会場での各商品の販売価格は未定)。【ウォーカープラス編集部】(東京ウォーカー(全国版))