29日、韓国・文化日報によると、北朝鮮が29日、長距離弾道ミサイルを発射したことと関連し、日米は同日発射されたミサイルをICBMと評価したのに対し、韓国政府はまだICBMに達していないと判断するなど食い違いを見せている。資料写真。

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2017年11月29日、韓国・文化日報は、北朝鮮が同日発射した長距離弾道ミサイルについて、日本と米国は大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定したのに対し、韓国政府は「まだICBMには至っていない」と判断するなど、分析に食い違いが出ていると報じた。

米国防総省は29日の会見で、「今回のミサイルは、北朝鮮の舍人里(サインリ)から発射され、1000キロを飛行した後、日本海上、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した」とし、米本土にも直接脅威のある水準のICBMが発射されたと判断した。

日本政府も、北朝鮮が発射した弾道ミサイルが通常より高い発射角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、4000キロを超える高度に到達した点などを踏まえ、歴代最大の射程距離を有するミサイルと推定した。

安倍晋三首相は同日午前6時30分ごろから20分間、トランプ米大統領との電話会談で「ミサイルは日本上空を通過していなかったが、4000キロをはるかに超える最高高度に達する軌道で約50分間飛行した」とし、「ICBM級の射距離を保有していると考えられる」と述べたとされる。

一方、韓国政府の評価は、北朝鮮の弾道ミサイルが「ICBMの水準には至っていない」とする見方が大勢のようだ。記事は「(ミサイル性能の)技術的進展は認められるものの、米国を直接脅かすほどの技術的完成度にはまだ至っていないとする判断が作用したものと思われる」と指摘した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日午前に招集した国家安全保障会議(NSC)で、「大陸を往来する北朝鮮の弾道ミサイルが完成すれば、状況が手に負えなくなるほどに悪化する」と述べた。韓国航空大学のチャン・ヨングン教授は「さらに正確に分析する必要があるが、今回のミサイルにもし600キロの弾頭が搭載されていたと仮定すると、射程距離は9000〜1万キロ程度になると予想している」とし、「これはシアトルやロサンゼルスなど米国本土の西海岸に十分到達する水準」と説明している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「韓国に分かることなんて何があるんだ?」「北朝鮮のミサイルの弾道や射距離を正確に評価できる能力が韓国にあるのかな?」「北朝鮮がICBMだって言っているのに、なぜ韓国がそうでないと言える?」「大韓民国の歴史の中で、今が最も無能だ」など、韓国政府への批判的なコメントが多く寄せられ、「米国と日本がそうだと言うならそうでしょ。情報力においては少なくとも韓国国防部より上のはず」「いつだって米国や日本が正しい」との指摘が多くの賛同票を集めている。

また、「北朝鮮に対して生半可な対応しかしない文在寅が朝鮮半島を核戦争に追い込む」と、文大統領への批判の声もみられた。(翻訳・編集/三田)