りそな銀行は、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)に特化した相談窓口「つみたてプラザ」を開設した。「つみたてプラザ」の狙いについて、りそな銀行の信託ビジネス部の高木亮太郎氏(写真)に聞いた。

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 りそな銀行は、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)に特化した相談窓口「つみたてプラザ」を開設した。10月28日に大阪・枚方市にオープンしたことに続き、11月25日には東京・八重洲に設置した。iDeCo加入前の相談のみならず、加入後の運用に関する相談も受け付ける有人窓口としてユニークな存在だ。「つみたてプラザ」の狙いについて、りそな銀行の信託ビジネス部の高木亮太郎氏(写真)に聞いた。
 
 ――「つみたてプラザ」は年中無休(年末年始、ゴールデンウィークを除く)の相談店舗としてオープンした。iDeCoの加入・運用の相談に特化した窓口を開設した狙いは?
 
 りそなグループでは、iDeCoを現役世代の資産形成の有力な手段と考え、グループ(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行)の全国約600カ店で、iDeCoのご相談を受付け、制度の説明や老後の資産形成などについて、ご相談を承っている。
 
 お客さまから「加入するまでは、親身になって相談に乗ってくれたのに、加入した後では、コールセンターで運用相談に応じるというのはおかしい」というご意見が寄せられるようになった。お客さまは、加入するまでと同様に、加入後も担当者に相談しながら運用したいというご意向だと思うのだが、現在の業法によると、加入後のお客さまからのご相談は、専門部署の担当者が行うことと規制され(兼業規制)、支店に専担者を配置しなければ、運用相談に応じることができない。
 
 そこで、お客様のご要望にお応えする拠点として、iDeCoの加入後のお客さまにもご利用いただける相談拠点である「つみたてプラザ」をオープンすることにした。「つみたてプラザ」で相談に応じるのは、りそな銀行の確定拠出年金室に所属するFP(ファイナンシャルプランナー)。企業型確定拠出年金(DC)のセミナー講師なども務めるベテランを配置する。iDeCo加入前のお客さまから、加入後のお客様まで、iDeCoに関するご相談に柔軟にお応えすることができる。
 
 ――「つみたてプラザ」では、つみたてNISAなど他のサービスについての相談は受けないのか?
 
 「つみたてプラザ」は、iDeCoの相談に特化した店舗だ。同じ年中無休ながら、つみたてNISAも含め、住宅ローンや保険の見直しなどの相談に幅広く対応する「セブンデイズプラザ」とは異なる位置づけにしている。iDeCoの相談には、加入した後は、専門の担当者でないと応じられないという業法のすき間を埋める役割を期待している。
 
 iDeCoの特化した相談店舗であることから、当初は「iDeCoプラザ」などiDeCoに関連した名称も検討した。ただ、iDeCoの知名度がそれほど高くないこと、また、つみたてによる資産形成の重要性について知っていただきたいことから、iDeCoに代わる資産形成の代名詞として「つみたて」が浮上した。
 
 また、現在の兼業規制については金融機関から見直しの要請もあり、将来は業法が改正され、iDeCoだけではなく資産運用全般に係る相談拠点になる可能性もある。「つみたてプラザ」を展開することによって、お客さまからどのような相談があるのか、どのようなツールを使えば、より納得度の高い応対ができるのかなど、プラザで相談対応を積み重ねていくことが、iDeCo関連の相談ノウハウの高度化につながると思っている。
 
 「つみたてプラザ」の店舗では「りそな」を、どこにも掲示していない。ATMがりそな仕様なので、りそなを一切掲示していないわけではないのだが、iDeCo専用の相談窓口が、保険ショップのような利用が見込めるのかということも測定したいと思っている。