女友達は大事な仲間、でも時にマウンティング合戦が起こることもあります。自分よりも幸せな状況が許せないのか、自慢したいのか、単なる心が狭い人なのか……、オフィスで、プライベートで起こりがちなマウンティング女子の行動をご紹介いたします。

彼氏との行動マウンティング

A子さん「先週末、彼氏と一緒に“青の洞窟”行ってきたんだ」
B子さん「へ〜、一緒にお出かけしてくれるなんて、優しい彼氏だね。ウチの彼なんて、“年末年始にハワイに行くから、しばらくは地味デートだよ”って言うんだよ。ひどくない!?」

この会話のどこがマウンティングか、お分かりになりますか?ポイントは2つあります。B子さんは「彼氏と年末年始ハワイ」をアピッているのです。さらに、「ひどくない!?」とは全く思っていないのです。この部分は、A子さんの「え〜、そんなことないよ〜。ハワイなんてうらやましいな」という台詞を引き出すための誘い水です。

このように、彼氏ネタのマウンティングは女性同士の会話の中で、しばしば登場します。巻き込まれたくない人は、彼氏ネタを一切話さないことが解決策ですが、彼氏ネタを投入することは親密度を上げるテクとしては使えるため、人を選んで話すと良いでしょう。

残業マウンティング

C子さん「うえ〜ん、昨日も残業だったよ……。年末進行って辛いね」
D子さん「そうなんだ〜、私も先月は残業80時間越えちゃって、身体がもうヤバいわ〜。ウチは週末も休めないから、土日がちゃんとあるC子ちゃんの会社はホワイト企業だよ!」

これはお分かりですね、「自分の方が働いている」マウンティングです。C子さんのフリを受けて会話するなら「うんうん、年末って辛いよね」とか、「残業しすぎると体調おかしくなる」などの受けで、残業に対する共通会話をしていけばスムーズなのですが、マウンティング女子はとかく自分の方が大変、自分の方がすごいアピールをしがちです。

この種の「自分の方がすごい」自慢は、小学生男子のケガ自慢と同レベルだったりします。なので、同レベルにならないことが対応策です。ムキになって「こっちの方がもっと大変」と対応すると、エンドレスに“大変合戦”が続きます。

私物マウンティング

E子さん「F子ちゃんのバッグ、かわいいね!どこで買ったの?」
F子さん「え〜、大したことないんだけど……私、スタイリストの●●さんと友達で、この前彼女が開いた完全プライベートフリマでGETしたんだ。そのフリマ、超すごくって、私が好きなブランドのバッグがゴロゴロ販売されてたの。その時に4000円で買ったの。元値を考えると、すごくお得だよね〜。私って本当にラッキー!」

マウンティングポイントは3か所、F子さんはスタイリストと友達である、完全プライベートフリマでお得に買い物をした、自分はすごくラッキーな人間である、この3点を自慢したいのです。この会話にはE子さんは、ただひたすら「へえ〜」「すごいね〜」「ラッキーだね〜」と相槌を打つしかありません。

また、「私ってラッキー」「私が好きな」というフレーズを乱発するタイプは、自己肯定感が高いのは良いのですが、時に押しつけがましいことも。一緒にいると疲れを感じるようでしたら、距離をおきましょう。

美しさマウンティング

G子さん「最近シミができてきたみたい……H子ちゃんはお肌キレイだけど、どんなケアしてるの?」
H子さん「え?私は陽があたるだけで赤くなる肌だから、日焼けは絶対にしないようにしてるかな。小学校の頃から、ママが私に日傘を持たすようにしていたの。ウチのママは元モデルだから、美に厳しくて……」

H子さんは、母親が元モデル=キレイという部分をアピッていますね。ケアの方法といっても、そんな小学校の頃からの賜物を語られてもな〜、今更マネできないな〜、となってしまいます。G子さん的には、今すぐマネできるテクニックやアイテムを知りたかったのでしょう。H子さんは密かに自分の育ちの良さ、美の血筋の良さをマウンティングしているため、G子さんは「すごいね〜、母親譲りの美意識なんだね!」と言ってこの会話のキャッチボールを終わらせるのが一番です。そして今後は母親ネタ、美容ネタの話題は一切H子さんには振らないことです。

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いかがでしたか?まだまだマウンティングはいろんな形で存在しています。一を聞いたら百レベルで返してくるのもマウンティング女子たちの特徴、時間の無駄なので、華麗にスルーしてあげてくださいね。12月はクリスマスも控えていて、パーティー自慢、プレゼント自慢、デート自慢など様々な形でマウンティングが増加しがち。堅実女子のみなさんは、今からご注意を!

にこやかに会話をしていても、その内容はマウンティングだったりするのです……恐ろしや。