TRFのメンバーでダンサーのSAM(55)が、自己の書籍『ダレデモダンスエクサイズ』を発表、その発売を記念したレッスン&サイン会が29日に都内でおこなわれ、この本のコンセプトを振り返るとともに今年一年の活動を振り返った。なお、会見終了直後に記者から元妻、安室奈美恵の引退に関してのコメントを求められたが、SAMは無言で立ち去った。

 『ダレデモダンスエクサイズ』は、SAMがこれまで培ってきた経験により考案した「誰もが無理なく踊ることのできるダンス」をレクチャーする本。高齢者でも体力に合わせ、無理なく安全にダンスを楽しめることが特徴で、ロコモティブシンドローム、メタボリックシンドロームや、認知症にも効果的であるという。

 コンセプトは「ファミリーで楽しめる。おじいちゃんおばあちゃん世代、お父さんお母さん世代、子供さん世代の3世代で楽しめて、かつダンスすることによって運動効果が得られるという内容」であると説明するSAMは、もともと2年前に一般社団法人ダレデモダンスを立ち上げ、最初はアクティブシニアのプログラムを作っていたが「もっと幅広い年代に楽しんでもらいたい」という思いからこのダンス方法と指導本の発売に行きついたという経緯を説明。

 また今年一年を振り返り「TRFもデビュー25周年だったけど、今年はこのプログラムを世に広めるという活動がほとんど。ドクターとタッグを組んでやっているので、学界に出ることも多かったです。今年だけで20とか」と、自身の本格的な活動に没頭していた様子を語る。そして「夢が一つかないましたね」という報道陣の問いにも「これからじゃないですかね」と謙虚な姿勢を見せている。

 一方、この本に挿入されるダンスミュージックは、ピコ太郎のプロデュースで有名な古坂大魔王が担当、オリジナル曲の独自リズムに合わせ、ゆっくりとした店舗で踊ることで、アンチエイジング効果、脳の活性化が期待できるという。古坂を選んだ理由を「もともと仲が良かったんですけど、今回のダンス音楽を作ってもらう時、“ダレデモダンス”というキーワードを、サンプリングっぽく連呼したりする、という思惑があったので、それを楽しく作ってもらいたいと思ったときに古坂君が一番だと思って」と語り、オファーをSAMが直々に打診したという経緯を明かす。

 楽曲制作については「大分話しましたね。運動強度というのが『メッツ』という言葉で表すんですけど、その言葉を使ったりとか、転倒防止を防ぐとかといったことを考慮したり」とかなりのこだわりを入れ込んだ経過を明かしながら、楽曲の出来に関しても「申し分ない、最高ですね。テンポがbpm(beat per minute)=120くらいというのが無理なく楽しめる速さですし」とかなり満足な様子も見せている。【取材・撮影=桂 伸也】