億り人はなぜ上昇を見抜けなかったのか

写真拡大

 儲けているカリスマ投資家さえも、悔やんでも悔やみきれない大爆騰はある── 彼らの「反省の弁」は今後の投資を成功に導く大きなヒントになるはずだ。

 外食業界で全国的に店舗を急拡大している串カツ田中(マザーズ・3547)に注目していたというのは、今年4月時点で8600万円だった資産を11月に4億円にまで増やした落ちぶれ株死氏。しかし、大儲けの中に串カツ田中は含まれていなかった。

「昨年9月に上場してから右肩上がり。1年余りで約6倍になりましたが、ここまで上がるとは想像できず、投資対象から外してしまったんです。私は同じような外食産業株で、寿司居酒屋を展開するヨシックス(東1・3221)で儲けました。半年で2.5倍になったので先見の明があったと自負していましたが、上昇率は串カツ田中の方がはるかに上。見る目がなかったと反省しきりです」

 こうした経験から学んだのは、好業績、高配当、低PER(株価収益率)といった“買いポイント”が揃ったものは素直に買うということ。

 それに従って持っているのは、ハウスコム(ジャスダック・3275)とFPG(東1・77148)だという。

「前者は町の不動産仲介会社で、近年、関東を中心に急増中。後者は資産家に節税のための金融商品を提供するなど富裕層向けコンサルティングを強みとする金融のプロフェッショナル集団です。どちらも好業績、高配当、低PERの企業ですから、株価はまだまだ上がると見ています」

 串カツで付けたミスは、2度づけできない。

●おちぶれかぶし/2014年に資産3億円を達成するも、一点集中銘柄が民事再生申請となり資産は激減。そこから奮起し、再びこの11月に4億円超に。ツイッター@ochiburekabushi

※週刊ポスト2017年12月8日号