国内男子ツアーは残すところ最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」のみとなった。当然注目は賞金王争いだ。現在、賞金王への可能性が残っているのは、賞金ランク1位の小平智(1億6000万9813円)、2位の宮里優作(1億4283万1982円)、3位のチャン・キム(1億3232万6556円・米国)、4位の池田勇太(1億2509万8846円)の4人にしぼられている。

【スイング連続】小平智は「飛ぶ要素が詰まってる」スイング
現在、1位・小平から4位・池田までの差は約3491万円。昨年は池田勇太と谷原秀人の一騎打ち(約3077万円差で最終戦へ)で、池田が初の賞金王の座をつかんだ。2015年は最終戦を前にキム・キョンテ(韓国)が賞金王を確定させていたため、4人がしのぎを削るのは2014年以来となる。

その2014年の混戦を制して賞金王に輝いた小田孔明は、「(小平)智は心境的に厳しいだろうな」と自身の経験と重ねて語る。

2014年の賞金王争いは、

1位:小田孔明(1億3080万9998円)

2位:藤田寛之(1億1528万9,538円)

3位:近藤共弘(1億520万6463円)

4位:岩田寛(9665万2599円)

の4人に可能性が残された状態で最終戦を迎えた。1位・小田から4位・岩田までの差は約3416万円。

「あの時はしんどかった」と、今季の賞金王レースを見て自身の記憶が蘇る小田。当時は強烈なプレッシャーから、シーズン終盤には熟睡できない日々が続いた。

それを乗り越え、日本シリーズJTカップ最終日では6バーディ・2ボギーの“66”をマーク。トータル6アンダー3位タイフィニッシュと、見事な追い上げで悲願の戴冠を決めた。

「あの時はほっとしたよ!それだけ賞金王に対して重みがあるってことだよね。智もしんどいと思うけど、有利なことには変わりないから」。同じ立場から高みに上った者としてエールを送った。

また、2010、2015年の2度にわたって賞金王に輝いているキョンテは、「(宮里)優作さんもいるし、(池田)勇太は毎年上位で頑張っている。今年は本当に最後まで分からないから、見ていて面白い」。白熱する戦いに元賞金王も目が離せない。

そしてもう一人。「どんなことでも上にいるのは有利だけど、勝たなきゃいけないのもきついよね」。そう語るのは、2002年と2007年に賞金王の座についた谷口徹。

2007年の最終戦を賞金ランクトップで迎えた谷口は、2位に続く片山晋呉と約1870万円差。王座を確実なものにするためには、単独2位以上が必須という条件下で見事単独2位に入り、文句なしで2度目の栄冠を手にした。「今年は4人もいるから楽しいね。誰か1人がずば抜けていないから、見ていて面白い。最終戦で優勝して賞金王を決めた人ってあんまりいないから楽しみだね」。同じく接戦を戦い抜いたベテランはそう語った。ちなみに、最終戦の優勝によって賞金王のタイトルを獲得したのは、2012年の藤田寛之ら8人しかいない。

元王者たちも注目の今季賞金王争い。優勝賞金4000万円をかけた最後の戦いで、トップに君臨するのは誰になるのか。

【30日時点での賞金ランキング】
1位:小平智(1億6000万9813円)※宮里、キム、池田が優勝しない限り賞金王決定
2位:宮里優作(1億4283万1982円)※優勝なら小平の順位に関係なく賞金王決定
3位:チャン・キム(1億3232万6556円)優勝かつ、小平が2位タイ以下(3人以上)
4位:池田勇太(1億2509万8846円)優勝かつ、小平が5位タイ以下
【最終戦で優勝して賞金王のタイトルを獲得した選手】
2012年 藤田寛之
2000年 片山晋呉
1996年 尾崎将司
1995年 尾崎将司
1991年 尾崎直道
1987年 デービッド・石井
1982年 中嶋常幸
1979年 青木功
1978年 青木功
1977年 尾崎将司
1975年 村上隆
1974年 尾崎将司
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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