28日、慰安婦問題をめぐる日韓合意に反対する韓国の団体からこのほど「女性人権賞」を授与された元慰安婦の女性3人が、受賞賞金の一部を寄付した。写真は元慰安婦の肖像。

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2017年11月28日、慰安婦問題をめぐる日韓合意に反対する韓国の団体からこのほど「女性人権賞」を授与された元慰安婦の女性3人が、受賞賞金の一部を寄付した。韓国・ニュース1などが報じた。

この賞は、元慰安婦らを支援する「韓国挺身隊問題対策協議会」などがつくった団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団」が25日、慰安婦問題の解決や戦時の性暴力の再発防止に取り組んできたことをたたえ元慰安婦3人に授与したもの。財団は28日、受賞者らが副賞として授与された賞金を財団に寄付したことを明らかにした。

賞金は、今年8月15日から100日間行われた「100万市民募金運動」で集まった募金を元としたもので、受賞者3人に各1億ウォン(約1030万円)が贈られていた。その後、受賞した吉元玉(キル・ウォノク)さん、金福童(キム・ボクトン)さんがそれぞれ5000万ウォン(約510万円)を、日本在住の宋神道(ソン・シンド)さんが1億ウォン全額を財団に寄付したという。

財団は、「おばさんたちの深い志を受け継ぎ、日本軍性奴隷制問題の正義ある解決や戦時における性暴力の再発防止に向けさまざまな事業を積極的に進めていく」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「本当に尊敬します。そして本当にごめんなさい」「おばあさんたち、いつまでもお元気で」「苦しい環境でも寄付をするその意志を皆にも考えてみてほしい」など、元慰安婦への感謝や慰めの声が多く寄せられている。

また「日本はよく見るんだ。重要なのはお金じゃない」「日本には、おばあさんたちが生きているうちに誠意ある謝罪をしてほしい」「おばあさんたちはお金が欲しくて活動してるわけじゃない。日本が心から謝罪し、認めるべきことを認めるよう望んでるんだ」と、日本へ呼び掛ける人も多数あった。

さらに「おばあさんたちは賞金をもらっても何の意味もないよね」「文在寅(ムン・ジェイン大統領)よ、慰安婦合意で日本から受け取った金も返そう。持っていたってどうにもならない」といった指摘もあった。(翻訳・編集/吉金)