高雄ライトレールの車両

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(高雄 29日 中央社)南部・高雄市の陳菊市長は28日、大気汚染の軽減を目指し、市内の公共交通機関の運賃をICカードの利用で一部無料にすると発表した。12月から来年2月まで、3カ月間実施され、台湾で初の試みとなる。

同市政府環境保護局によれば、毎年冬の間、台湾の南西部にある高雄や屏東一帯では、北東から吹く季節風が中央山脈に遮られ、大気が拡散されにくくなる。中でも12月から2月の間は、大気汚染が最も深刻になるという。市は工業地域の排ガス量を規制すると同時に、今回の取り組みを通じて市民の公共交通機関の利用を促し、大気汚染の改善を図る方針。

同市によると、ICカードの利用で運賃が無料になるのは、市内を走るバスや高雄ライトレール(軽軌、LRT)で、高雄メトロ(MRT)は平日の午前6時半から午前8時半まで、午後4時半から午後6時半までの時間帯のみ無料になるという。

環境保護局の蔡孟裕局長は、大気汚染物質の濃度が最も高くなるのは朝夕のラッシュ時だと説明。公共交通機関の一部無料化で二酸化炭素(CO2)排出量1万6000トンの削減が見込まれているという。

(陳朝福/編集:楊千慧)