ダイエットや疲労回復にも効果的な入浴。入浴の習慣がある日本では、お風呂での死亡事故も多いってご存知ですか?厚生省の調査によると、家庭の浴槽での溺死者数は近年では2012年がピークで5,097件も!

意外と多い、入浴時の死亡事故。

しかも、12月〜2月の寒い時期に多いことがわかります。

冬場に浴室で心肺機能停止してしまう事故が増えています。

これからどんどん寒くなり、毎日入浴される方も多いと思います。正しいお風呂の知識を身に付けて、危険を回避しましょう!

入浴は最大の美容タイム、心肺に負担をかけすぎず上手に活用したいものです。

【入浴に関する死亡事故を防ぐ10か条】

1.脱衣所を暖房やヒーターなどで温めておく。

2.浴室はシャワーや湯船の蓋を開けたりして蒸気を立たせて温めておく。

3.湯温は暑くし過ぎない。(42度以下)

4.かけ湯(心臓から遠い四肢からスタート)をしてから浴槽に浸かる。

5.長湯をしない。

6.浴槽で居眠りをせず、意識が遠のくのを感じたら、一旦浴槽から出る。

7.浴槽から立ち上がる時や浴槽内の移動は急激な動きはしない。

8.心臓に疾患を持つ場合、半身浴が望ましい。

9.食事直後、飲酒後には入浴しない。

10.お風呂の前後に水をコップ1杯飲む。

※出展:平 成 2 5 年 12 月 2 日地 方 独 立 行 政 法 人東京都健康長寿医療センタ ー リリース

お風呂の死亡事故の原因の大部分を占めるのが「血圧の急激な変化」です。
直前までいた場所と温度差がある脱衣所で裸になると、寒さが刺激となります。すると体は体内の熱を逃さないように、急激に血圧を上げて対応しようとします。

また、42度を超えるお湯に浸かれば、冷え切った体に刺激が襲いかかり、さらなる血圧の上昇を起こす可能性が!これが「ヒートショック」です。

また、血圧が上がったまま、長湯すると、脱水症状になり、血液がドロドロになることも……。

本来は体に良いとされる入浴も、間違った入り方をすると命にかかわることも。先ほどの10か条を守り、正しい入浴を心がけて。

なるべく一人の時間帯にお風呂に入らない、また、気温差があまりない夕方までに入浴を済ましておく、ということも事故の予防策にもなりますよ。



■賢人のまとめ
入浴は健康に良いとされていますが、入り方次第では命に関わることも。正しい知識を得て、効果的な入浴方法を!熱すぎない温度で温まったら、しっかり水分補給してくださいね。

■プロフィール

オフィス美容の賢人 小西さやか

コスメコンシェルジュ。化粧品の研究や開発に携わってきたスペシャリスト。
現在は、一般社団法人日本化粧品検定協会を設立。
代表理事として、美容コラムの執筆、日本流行色の選定、メイクアップトレンドカラー本の監修を行っている。
最新著書「99%のクチコミは間違っている?! 勘違いだらけのコスメ神話」が2014年1月17日発売。
可愛くなりたいと頑張る女子こそハマってる!?コスメに関する意外な「勘違い」を一問一答形式で解説します!

「99%のクチコミは間違っている?! 勘違いだらけのコスメ神話」 http://www.amazon.co.jp/dp/493828054X/

小西さやかオフィシャルブログ:http://ameblo.jp/panntyann1/

2014年5月開催「日本化粧品検定」HP:http://www.cosme-ken.org/