国内組だけで臨むE-1選手権。ハリルが明かした「代表に足りないもの」をどれだけ埋められるか。Jリーガーの意地に期待したい。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本協会は11月29日、12月8日から16日まで開催されるE-1選手権の日本代表メンバーを発表した。国内組だけで臨む同大会、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は何を望むのか。記者会見では指揮官によって「日本代表に足りないもの」が明かされた。
 
「前線にも中盤にも最終ラインにも足りないものがある。それは11月10日のブラジル戦と14日のベルギー戦でもはっきりと見られたと思う。すべての面、すべてのライン、すべてのポジションで改善は必要だ。
 
 例えばアグレッシブさが足りない場面もあったりする。それは前線でも最終ラインでも同じだ。あとはコミュニケーション。メンタル面では、より自信を持ってプレーしてもらいたい。
 
 ブラジル戦でも立ち上がりの20分と後半では選手たちの姿はまったく違って、酷いとは言わないが、立ち上がりは少し圧倒されてしまった。もちろんブラジルに勝つのは非常に難しいことだが、後半の戦いならばあと2得点していてもおかしくなかった。
 
 ベルギー戦ではまったく違った姿があった。非常に冷静にプレーできていた。ただ、決定力に問題がある。多くの決定機があったが、そこで決意あるいは自信が足りなかったのか、最終的に相手にとって危険なシーンにはならなかった」
 
 欧州遠征で浮き彫りとなった課題、今後に向けて克服すべき点を列挙すると言葉をさらに続ける。
 
「ワールドカップでは、その試合のように5回も6回も決定機をもらえるわけではない。2回または3回のチャンスで得点しないといけない。だからこそ、攻撃時に点を奪える決定力のある選手が必要だ。
 
 ストライカーはどのチームにとっても不可欠だ。特に格上と言えるチームと対戦した時には。シンガポール戦やカンボジア戦のように20回も決定機を作れるわけではない。
 
 23人のリストを作る時にはいろいろと考えた。例えば、長谷部(誠)は怪我をしていて、『その影響でワールドカップに出場できない』ということを想定する。最悪の事態を考えて準備しなければならない。
 
 そして今、海外で試合に出続けている選手が少ない状況となっている。つまり、最終的なリストを作成するには、いまだに不確定要素が多い」
 
 絶対的なストライカーの不在、長谷部の代役探し、海外組の不調と不遇。足りないものだらけの現在の日本代表を取り巻く不安要素を、“国内組”はどこまで取り除けるだろうか。

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