【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領は29日、20分間の電話会談を行い、北朝鮮による同日未明の長距離弾道ミサイル発射を強く非難するとともに対応を協議した。青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が会見で発表した。

 両首脳の電話会談は、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した2日後の9月17日以来で、文大統領の就任後6回目。北朝鮮が核・ミサイル挑発を起こしたその日のうちに行うのは初めてで、この日はミサイル発射からわずか5時間ほど後に電話で協議した。

 青瓦台によると、両首脳は電話会談で、北朝鮮が国際社会の度重なる警告と国連安全保障理事会決議による強力な制裁・圧力を受けながらも再び長距離弾道ミサイルの発射に踏み切ったことを強く非難。強固な韓米連合防衛態勢を土台に北朝鮮の挑発に強力かつ断固として対応し、北朝鮮を対話の場に引き出すため国際社会と緊密に協議しながら制裁と圧力を継続することで一致した。

 文大統領は、北朝鮮がこの日発射したミサイルは以前に比べ性能が改良されていると評価し、早朝に国家安全保障会議(NSC)全体会議を開き北朝鮮の挑発に断固として対応することにしたと説明した。

 北朝鮮のミサイル発射直後に韓国軍がミサイル発射訓練を実施したことも伝えた。文大統領は、陸海空軍が合同で地対地、艦隊地、空対地ミサイルを3発同時に発射し、ほぼ同じタイミングで目標地点に着弾させ、挑発拠点を攻撃する能力を示したと説明した。

 文大統領が北朝鮮の意図を総合的に勘案して綿密に対応しようと呼び掛けたことにトランプ氏は同調し、北朝鮮が発射したミサイルに対する詳細かつ正確な分析と両国の緊密な協議を土台に、具体的な対応策を講じることを提案した。両首脳は、それぞれで追加の対応策を検討した上で、これを基に近いうちに当局間が協議することで一致した。