日本橋2丁目再開発のイメージ(三井不動産発表資料より)

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 東京都中央区の日本橋2丁目地区で再開発事業を進める市街地再開発組合は、建設中の複合高層ビル2棟の名称を「太陽生命日本橋ビル」、「日本橋高島屋三井ビルディング」と決めた。ともに官民一体で進める日本橋再生事業第2ステージのメーン事業で、三井不動産、高島屋などが27日、明らかにした。両棟の完成は2018年の予定。

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 日本橋2丁目地区の再開発は、高島屋、太陽生命保険、帝国繊維など8社と個人地権者10人が再開発組合を組織し、開発区域2.6ヘクタールを4街区に分けて進めている。このうち、B街区は重要文化財に指定されている高島屋日本橋店を保存活用し、A、Cの両街区に複合高層ビル、D街区に倉庫を建設する計画。

 「太陽生命日本橋ビル」の名称に決まったのはA街区。高さ143メートルで、地下5階地上27階建て延べ約6万平方メートルのビルを建築している。高島屋の東館、専門店とオフィスなどが入居する。

 「日本橋高島屋三井ビルディング」と命名されたのはC街区。高さ176メートルで、地下5階地上32階建て延べ約14万8,000平方メートルのビルを建築中。専門店が入る高島屋の新館、オフィスなどの入居が予定されている。

 新しいビルは地下で東京メトロ東西線、銀座線の「日本橋駅」、都営浅草線の「日本橋駅」と直結し、日本橋を代表する商業拠点となる。ともに2014年に建設に着工していた。

 さらに、B街区の高島屋日本橋店本館の屋上を中心に緑に囲まれた約6,000メートルのオープンテラスを整備するほか、B、C街区の間を通る区道は大屋根を設置した歩行者専用道路の「日本橋ガレリア」(仮称)に生まれ変わる。

 再開発区域はJR東京駅から歩いて5分の場所にあり、八重洲エリアと日本橋室町エリアのちょうど中間に位置する。高島屋を核に多くの買い物客を集めるにぎわいの場で、日本橋再生事業全体の中核と位置づけられている。

 三井不動産などは1933年開店の歴史を持つ高島屋日本橋店と最新技術を駆使した都心型スマートシティ戦略を調和させ、日本橋地区をこれまで以上の魅力あふれる場所に再生させる考えだ。