By The United States Army Band

スマートフォンや、日本でも普及しはじめた「スマートスピーカー」に搭載される音声認識技術の精度の高さには驚かされるばかりですが、なんとiPhoneに搭載されているSiriは楽器のトロンボーンの音を聴いて文字にできるという、実に優れた(?)能力を備えていることが判明しました。

What Happens When a Jazz Musician Accidentally Texts His Wife with Voice Recognition...While Playing the Trombone | Open Culture

http://www.openculture.com/2017/11/what-happens-when-a-jazz-musician-accidentally-texts-his-wife-with-voice-recognition-while-playing-the-trombone.html

驚きの機能を発見したのは、Paul The Trombonistことポール・ノウェルさん。プロのトロンボーン吹きであるノウェルさんはある日、奥さんとメッセージをやりとりしているときに誤ってiPhoneの音声認識機能をオンにしたままトロンボーンを演奏したところ、なんとSiriがトロンボーンの音を文字に直して送信してしまったそうです。



その時のメッセージ内容はこんな感じ。まるで人間が音マネをする時にオノマトペを使うがごとく、「ウーウーウー、フーフー、ワップワップ、ワーワー」とトロンボーンの音を表現してしまっています。ノウェルさんがこの画面をTwitterに投稿したところ、6万8000件以上のリツイートと20万件以上の「いいね」を集める事態となっています。





しかし中には「本当か?」「自分で打ったんじゃないの?」という心ない意見を寄せる人物もいた模様。そこでノウェルさんは、「そこまでいうなら見せてやるよ」とばかりに再びトロンボーンとiPhoneを手にし、検証ビデオを撮影してYouTubeにアップしています。

My response to viral voice recognition trombone tweet Paul The Trombonist - YouTube

「ティン♪」とSiriを起動させ、演奏を聴かせるノウェルさん。ムービーを見ればわかりますが、かなりの実力者のようで素晴らしい演奏を聴かせてくれます。



そしてSiriが変換したのがこのテキスト。ツイートの時ほどオノマトペだらけにはなっていないようですが、たしかに「boo-boo」というオノマトペっぽいフレーズが差し込まれています。



恐るべき能力を備えたSiri、ほかにもどんな楽器の音を変換してくれるのか楽しみです。