小平智(右)、宮里優作が決戦に身を投じる(撮影:岩本芳弘)

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ついに今週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で終幕を迎える賞金王レース。現在賞金ランクトップに君臨するのは、総額1億6000万円の小平智。約1718万円差の2位に迫るのは宮里優作、続く3位にチャン・キム(米国)、4位に池田勇太となっている。
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2013年以来、5人が1億円超え、首位から4位までの差が約3500万円と例年にない接戦の賞金王レース。
トップの小平から4位の池田勇太まで玉座に就く可能性が残されており、最終戦まで目が離せない展開の賞金王争いを、競技運営ディレクターの小山和顕氏はどう見ているのか。大会を裏で支える日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)の目線から語ってもらった。
「今年の賞金王レースはなかなか面白い展開になっていますが、それはあくまでも結果論。選手、そしてわれわれJGTOが一体となって作り上げた舞台において、一つひとつの大会がきちんと盛り上がり、その中で一番良いスコアで上がった人から、良いチャンピオンを生むのが本筋だと考えています」
まずはツアーへの思いを前置きした小山氏。特に、大きな理念として
「世界に通用するツアープレーヤーの育成」を掲げてきたが、
「トーナメントで実績を挙げてきた人たちに、コースセッティングアドバイザーを担当してもらっている。プレーヤー目線をベースに、その日のロケーションに応じて競技委員らと協力しながらやってきた」
と、試合の質を高めて盛り上げるために、毎試合コースセッティングを工夫してきた。その結果、世界ランク50位内を目指し、海外メジャー「マスターズ」参戦を目標に掲げる小平をはじめ、米ツアーでも活躍を見せてきた宮里、池田らが賞金ランク上位につけているだけに、
「われわれの狙いが成功しているのだと思うし、そうあってほしい」
小山氏は胸を張った。
確かに最後まで賞金王を争っている4人は、くしくも全員が今年の海外メジャー参戦経験者という共通点を持つ。その結果はともかく、海外のトッププロのプレーを目の当たりにし、自分を高めようともがいてきた。
<2017年海外メジャー参戦>
池田:4試合出場(予選通過0試合)
小平:2試合出場(予選通過2試合)
宮里:2試合出場(予選通過1試合)
キム:2試合出場(予選通過1試合)
「メジャーのみならず、池田選手が前半はPGAツアーに積極的に臨んだり、谷原選手は欧州ツアーに出場。日本の試合に出られないのはファンにとっても寂しいでしょうが、帰ってきて国内ツアーを盛り上げてくれているのは間違いない。どんどん日本の選手が海外で活躍していって、そういう循環ができるといい」
国内ツアーの活性化を願うからこそ、海外で活躍するための土壌・環境づくりに力を入れてきた。
「最後まで3〜4人に賞金王のチャンスがあって、“日本シリーズ次第”となれば最終戦も盛り上がる。ぜひそうなってほしい」
運営側、そして選手が毎試合、本気で挑んできた集大成としての賞金王。今季のフィナーレに向けて、それぞれの選手は全力を投じる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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