東アジアカップでサポーターに魅力的な試合を届けられるか。高倉監督の手腕にも注目だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本女子代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督が11月28日、12月に開催される「EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会(旧・東アジアカップ)」に向けたメンバー発表記者会見に出席した。
 
 国内組を中心に組まれたメンバー編成に、高倉監督は、「先日のヨルダン遠征からは大きく変えず、海外組が呼べないということで、DFの坂本、FWの菅澤、GKの山下を加えた。これまで、いろんな選手を試してきたり、様々なポジションに抜擢してきたが、今は少し落ち着いて、『この選手はこのポジション』と見極めつつある。それを固めていこうという段階」だと選考の意図と、チームづくりの現状を明かした。
 
 今大会は高倉体制になってから初のアジアでの公式大会となる。前回大会で優勝した北朝鮮をはじめ、中国、韓国という強豪国を相手に、なでしこジャパンは2010年以来となる優勝を目指す。(8日に韓国、11日に中国、15日に北朝鮮と対戦)
 
「2010年、国内で東アジア選手権をやった時に日本は優勝している。その時は多くのサポーターに応援していただいて、優勝を勝ち取ることができた。今回も、平日ですけどたくさんの方々に来ていただいて選手の背中を押していただけると、選手も奮起してくれると思います」
 
 今回は国内(千葉県のフクダ電子アリーナ)での開催ということで、高倉監督からも多くのサポーターがスタジアムに足を運んでくれることを期待している。
 
「新しいチームとなって、いろんなチャレンジをして、うまくいったりいかなかったりを繰り返してきた。今まで中堅として頑張ってきた選手の、『チームを引っ張っていく』という姿勢も見えますし、若い選手も『自分たちがなでしこを支えていくんだ』ということを少しずつ自覚しながら、チームらしくなっていっている。みなさんがこれまで見る機会が少なかった選手も躍動してくれるはず。お気に入りの選手を見つけるということでも良いと思います。また、このチームはセットプレーの得点は少ないんですけど、逆に流れのなかから、いろんな選手が点を取れるという良さもある。そのへんを見てほしいです」
 
 徐々にメンバーも固まり、チームとして形になってきている。高倉監督は、そんななでしこジャパンの魅力を語る。
 
 昨年のリオ五輪予選で敗退してからというもの、人気低迷が続く女子サッカー界。その人気回復を図る意味でも、今大会は重要なイベントになりそうだ。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWeb)
 なでしこジャパンのメンバー23名は以下の通り。※初招集はなし
 
日本女子代表メンバー
GK
1 池田咲紀子(浦和L)
18 山下杏也加(ベレーザ)
21 松本真未子(浦和L)
 
DF
2 大矢 歩(愛媛L)
3 鮫島 彩(INAC)
4 阪本理保(長野L)
6 宇津木瑠美(シアトル・レイン/アメリカ)
19 北川ひかる(浦和L)
20 万屋美穂(マイナビ仙台)
22 高木ひかり(ノジマステラ)
23 三宅史織(INAC)
 
MF
7 中島依美(INAC)
10 阪口夢穂(ベレーザ)
12 猶本 光(浦和L)
14 中里 優(ベレーザ)
16 隅田 凛(ベレーザ)
17 長谷川唯(ベレーザ)
 
FW
5 櫨まどか(伊賀FC)
8 岩渕真奈(INAC)
9 菅澤優衣香(浦和L)
11 田中美南(ベレーザ)
13 上野真実(愛媛L)
15 籾木結花(ベレーザ)