iPhone Xで採り入れられた「切り欠き(ノッチ)デザイン」は、向こう何年かはiPhoneに採用され続けると考えられています。そうした中で、早くも2020年に登場する「iPhone XI(イレブン) S Plus」とでも呼ぶべき端末に関する観測が浮上しています。

スクリーンサイズは6.5インチにまで拡大?

投資銀行のJefferiesに籍をおくアナリスト、キム・チョルジョン氏によれば、Appleは2020年に有機EL(OLED)ディスプレイを搭載した3種類のiPhoneをリリースする予定です。そのうちの1つが「iPhone XI S Plus(仮称)」という位置づけになるだろうと考えられる、6.5インチのiPhoneです。
 
6.5インチともなるとスクリーンサイズの大きさが気にかかりますが、キム氏によると、iPhone Xの売り上げが良いことで、フレキシブルOLED市場にとっては追い風が吹いているのだそうです。OLEDパネルは従来の液晶ディスプレイ(LCD)に比べデザインの自由が効くため、筐体サイズはそのままにスクリーンサイズだけが大きくなったiPhone Xに代表されるように、スクリーンの大型化と相性が良いと考えられています。

折りたたみ可能なiPhoneになるのか

もっとも、ディスプレイの大型化は、コスト上昇とも表裏一体です。スマートフォンのディスプレイは一般的に、1枚の大きなパネル(母体となるガラス)から1枚ずつ切り出して生産されます。現在iPhone Xで採用されているディスプレイであれば、1枚の母体パネルから230枚の切り出しが可能ですが、6.5インチともなると、180枚に留まってしまいます。
 
そのため、「2019年までは、OLED市場が供給過多になることはないだろう」というのがキム氏の見方です。つまり、彼の観測に従えば、2018年に登場する6.5インチのiPhoneは、状況によっては供給不足となる可能性も考えられるわけです。
 
また、キム氏は2020年より前に、半分に折りたたみ可能なOLEDの本格的なテスト生産が始まるとも考えています。早くも2018年の年明けには、SamsungのGalaxyシリーズから登場が予定されていますが、本格的にこのタイプのスマートフォンが市場へ姿を現すのは2019年になるそうです。
 
事実、iPhoneもこの頃には折りたたみ可能なモデルになるのでは、という観測も複数出ています。はたして6.5インチのiPhoneはどのような形で登場するのでしょうか。
 
 
Source:digit
(kihachi)