「ロボコン30年記念ドラマ Rの法則スペシャル『大江戸ロボコン』」に村上新悟が出演する

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現在、NHK総合およびEテレでは、12月3日(日)に生放送される「高専ロボコン2017 全国大会」(昼3:05-5:00、NHK総合)へ向けて、「ロボコンウィーク」に突入している。

【写真を見る】“真田丸俳優”村上新悟が白塗り衝撃ビジュアルで登場!/(C)NHK

11月27日からは、4夜連続で岸優太主演の「ロボコン30年記念ドラマ Rの法則スペシャル『大江戸ロボコン』」(夜6:55-7:25、NHK Eテレ)を放送中。同番組にはドラマパートとスタジオでの生放送パートがあるが、ドラマパートはまとめて、12月2日(土)昼4時20分より、NHK総合にて「完全版」として見ることができる。

さらに、同日12月2日(土)には「サイエンスZERO」とコラボレーションを果たした「ロボット忍者見参! 30年目の高専ロボコンを300倍楽しむSP」(昼0:30-1:00)が再放送されるという、まさに“お祭り”期間だ。

そんな「高専ロボコン」の応援団の1人で、自身も高等専門学校の出身である俳優・村上新悟は、「高専ロボコン」の魅力を“我が道を行く独創性”と語る。

2016年の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)で直江兼続を演じるほどの実力派でありながら、放送中の「大江戸ロボコン」ではその衝撃的なビジュアルで話題となっている、村上にインタビューした。

■ “秘密道具”にご注目!

──12月3日(日)の全国大会に先がけ、関東甲信越の地区大会をご覧になったと伺いました。今大会は「大江戸ロボット忍法帳」という一風変わったテーマが設けられていますが、観戦されていかがでしたか?

ちょっと変わったテーマですから、「どんな道具が飛び出してくるのかな」と楽しみにしていました。「秘密道具は1つだけ」っていう規定がありますし、各チームいろんな作戦を考えてきたんだと思います。ブーメランや手裏剣、それに弓矢なんかが飛び出してきたり。ユニークなアイディアがいっぱいあって、本当に楽しませていただきました。

飛び道具は、客席に出ちゃうと失格なんですよ。でも、ブーメランはちゃんと戻ってきて(笑)。ああいうの、わくわくしますよね!

──村上さんご自身も、高等専門学校のご出身なのですよね。

そうですね。母校の小山高専(小山工業高等専門学校)は、今大会ではデザインがすごくかわいらしかったんです。女性が引っ張るチームで、メンダコをモチーフにしていて。2mくらいのタコを、手縫いしたそうですよ。おかげさまで、全国大会への出場も決まりました!

■ 「高専」卒業生だから分かること

──やはりご出身校へは、特別は思いもありますか?

そういう思いも多少はありますが、「高専生」ってそれだけで共感できるんです。たぶん、大学の場合は、同じ学校を卒業した人と打ち解けやすいじゃないですか。でも、高専卒業の人に会うと、それだけで「マジっすか!?」ってなります(笑)。

独特な物を持っていて、我が道を行く子が多いんですよね。何かしらにこだわりを持って、生きているんだと思うんです。

──では、大会では“登場する学生たちにも注目”ということですね。

そうですね。チームごとにカラーがあって、何をアピールしてくるかが違うんです。戦闘力だったり、勝ち負けどうでもよくて、とにかく目立ちたいチームもあって(笑)。

■ 生産性とか効率性なんて、二の次なんです

──応援する時のコツってありますか?

僕は高専を卒業して、23年になるんです。でも、その当時と今の高専生の雰囲気って、あんまり変わってないんですよね。いまだに法被(はっぴ)で応援する独特の空間ですから、皆さんが応援する時も、その世界にどっぷり浸っていただければ(笑)。

今の世の中って、生産性とか効率性とか、そういうのが重視されていますよね。でも、高専生って、そんなことは二の次で(笑)。自分の好きなことを突き詰めたい子たちだから出せる、力があるんだと思います。

──では、単に勝ち負けだけじゃないのですね。

敗者のインタビューを聞いていて、笑っちゃう時もありますからね。泣いてしまう子もいれば、すがすがしい子もいて。「試合に出られたことだけでよかったです!」って語って去っていくんですよね(笑)。

相手をリスペクトしていて、相手のアイディアのほうが優れていたら、素直に認めちゃう。そんな潔さがあります。

■ “斜め上を行っちゃった”面堂磨郎左衛門

──ドラマ「大江戸ロボコン」についてもお伺いしたいのですが、村上さんの演じる面堂磨郎左衛門は、かなり強烈なビジュアルになっていますよね(笑)。

たぶんね、アレ、変態ですよ(笑)。斜め上を行っちゃっています。

演出家の方とお会いして、「村上さん、どんなイメージ持たれてます?」って聞かれたので、「これ、白塗りですか?」って返したんです。そうしたら、「はい、白塗りです」って。僕のキャラクターだけ、おかしいんですよね…。僕が背負っているロボット、40kgあるんです。

■ 岸くんの演技で泣いちゃったんです

──撮影現場の雰囲気は、いかがでしたか?

すごく和気あいあいとしていましたね。そんな中でも、岸(優太)くんはまっすぐな芝居をされていて、刺激を受けました。楽屋のモニターで岸くんの出演するシーンを見ていて、感動して泣いちゃったんです。

もう、岸くんに正直に伝えましたよ。「さっき思わず泣いちゃったんだよね…俺は、こんな恰好して何やってんのかな?」って(笑)。

──岸さんは何て仰ってましたか?

「そんなことないですよ! 村上さん、すごいです!」って(笑)。いい子ですよね(笑)。

──内容について、事前にお話されたことはありますか?

いわゆる“スポコンドラマ”にしたくないというのは、制作チームで一致していた意見です。高専生の独創性を描くのであって、ロボットを作って勝ち上がっていく作品にはしたくないなと。

そういう意味では、面堂磨郎左衛門って高専生の象徴のような役なのかも知れませんね。僕も、“ちょっとやり過ぎかな”と思うくらい、いろんなアイディアを出して実践しました。その9割以上が、採用されているんです。そんな現場、他にないですよ(笑)。きっと演出さんたちも、楽しみながら作っていたんだと思います。

■ 「こいつ大丈夫か!?」って思われながら、チャレンジしていきたい

──村上さんといえば「真田丸」の直江兼続役が印象的でしたが、今回のような役は、「挑戦」なのでしょうか?

そうですね。でも、本当にやりがいがありました。「真田丸」ファンの方はびっくりするかも知れませんが(笑)、僕はクール路線だけを歩むことは望んでいないので! 「こいつ大丈夫か!?」って思われながらも、独特な役にチャレンジしていきたいですね(笑)。

──そこにも“高専生スピリッツ”が生きているのですね。

そうかも知れません(笑)。あとは全て、巡り合わせですよね。

高専に行っていなかったら“ロボコン応援団”に選ばれていなかったですし、かと言って「真田丸」に出演していなくても、お声は掛からなかったと思うんです。

そんな全ての巡り合わせで、面堂磨郎左衛門が生まれました(笑)。やっぱり何かしらの運命なんですよね。高専に行って、よかったなと思います。(ザテレビジョン)