(写真提供=SPORTS KOREA)

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平昌五輪の開幕が間近に迫る中、韓国では、メダル獲得の可能性が高いスピードスケートに関心が集まっている。

特に注目されているのは、男子のイ・スンフン(李承勳)だ。

何しろ、2010年のバンクーバー五輪では10000mで金、5000mで銀メダルを獲得。

2014年のソチ五輪では、チームパシュートで銀メダルを勝ち取り、今年2月の札幌冬季アジア大会では5000m、10000m、チームパシュート、マススタートの4冠を達成している。

平昌五輪でもメダル候補の筆頭に挙げられているスケーターだ。

「彼女はかわいくて人気があった。好きでした」

そんなイ・スンフンには、意外な一面がある。

例えば、2010年に韓国のバラエティ番組に出演した際には、こんなことを語っていた。

「サンファは幼い頃、かわいくて人気もありました。(彼女が)好きでした」

“サンファ”とは、バンクーバー五輪とソチ五輪で2連覇を果たした女子スピードスケート選手のイ・サンファ(李相花)のこと。

イ・スンフンは、彼女に恋をしていたと暴露したのである。

韓国スピードスケート界のトップ選手同士の恋愛事情だけに、番組では共演者も、「彼女がいないと生きていけない?」「夢にも出てくる?」などと食いついていた。

だが、イ・スンフンは、すぐさまこう付け加えるのだった。

「やっぱり、友達として好きでした」

それが照れ隠しの言葉だったかどうかは定かではないが、彼がイ・サンファに対して良い印象を持っていたことは間違いないだろう。

もっとも、この番組出演とほぼ同時期に、イ・サンファは元アイスホッケー選手のイ・サンヨプと交際を始めているため、イ・スンフンと恋愛関係に発展する可能性は低かったと言える。
(参考記事:LEGOオタク!? グラビアも披露!? スピードスケート界の“氷上の女帝”イ・サンファの意外な素顔

競技中の転倒に安心する理由

また、イ・スンフンは同番組で、こんな発言もしていた。

「あの試合で転倒していなかったらと思うと、ぞっとします」

あの試合とは、2009年4月に行われたショートトラックの代表選抜戦のことである。

当時、ショートトラックの選手として活躍していたイ・スンフンは、出場した1500m競技で転倒し、代表入りを逃したのだった。

しかし、その脱落をきっかけにスピードスケートに転向すると、才能が開花。上述した通り、翌年のバンクーバー五輪では、金・銀それぞれ1つずつのメダルを獲得している。

つまり、前出の発言は、“禍を転じて福と為す”とも言うべき経験を、冗談交じりに振り返ったものだったわけだ。彼のユーモアが垣間見えるシーンだろう。

ちなみにイ・スンフンは、中学生まではスピードスケートを行っていたため、スピードスケート→ショートトラック→スピードスケートと“Uターン転向”を経たことになる。

ショートトラックでの経験が、一斉に周回しながら順位を競うマススタートにも生かされているとの評価もあるように、こうした珍しい経歴も、イ・スンフンの強さに関係しているのかもしれない。

いずれにせよ、恋愛事情を明かしたり、冗談を飛ばしたりする一面も、イ・スンフンが韓国ファンから愛される理由の一つだと言えるだろう。

はたして、平昌五輪では、どんな姿を見せてくれるだろうか。

リンクの外でのイ・スンフンにも注目したい。

(文=S-KOREA編集部)