7日、韓国の宋永武国防部長官がこのほど北朝鮮兵士の亡命事件が起こった板門店を訪れた際の発言が「不適切だ」と波紋を呼んでいる。写真は板門店の共同警備区域(JSA)。

写真拡大

2017年11月27日、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官がこのほど北朝鮮兵士の亡命事件が起こった板門店(パンムンジョム)を訪れた際の発言が「不適切だ」と波紋を呼んでいる。韓国・ニュース1などが報じた。

宋長官は同日、板門店の共同警備区域(JSA)を13日の亡命事件後初めて訪れ、現場を守る兵士たちを慰労した。問題の発言は、事件現場を視察後、JSA警備大隊の韓国側にある兵営食堂で兵士らと昼食を取る際のあいさつで出た。兵士らを前にマイクを握った宋長官は「もともと食事の席で長話をするのは面白くないものだ。食事の前の話とミニスカートは短ければ短いほど良いというからね」と話したという。

この「ミニスカート発言」は、長官の訪問で堅苦しくなっていた食事の場の雰囲気を和らげるためのものとも解釈されたが、国を守る兵士らを前にした公式な席での長官発言としては不適切だとの批判の声が上がった。

批判を受け同日、宋長官は国防部の資料を通じ「JSA作戦地域訪問後、JSA大隊の将兵食堂に行くのが予定より遅れてしまった。待機していた兵士たちに申し訳なく思い、食前の演説を短くしようとの趣旨で発言した」と釈明。また「一部、本意と異なり不適切な表現があった点について大変申し訳なく思う」と謝罪した。

なお宋長官は今月23日にも国会法制司法委員会の全体会議で、金寛鎮(キム・グァンジン)前国防部長官が釈放されたことについて「本当によかった」と発言し物議を醸していた。

今回の騒動に、韓国のネットユーザーからは「口の軽さと軽率さは歴代級」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は支持するけど、この人は…」「早く長官職を解いて交替させるべき。国防部の組織もしっかり把握できてないみたいだしな」など厳しい声が相次いでいる。

しかし、一部では「お堅い雰囲気を和らげようとしたのに…とんだ言い掛かりだ」「冗談も言えない世の中になったね」「謝罪までする必要ある?」と擁護する声も上がった。(翻訳・編集/松村)