富士通は、低遅延モードを搭載した新製品のリアルタイム映像伝送装置IP-HE950をはじめ、映像収集・蓄積・配信ソフトウェアVideoCasterや、ファイルベース制作支援システムMediaPoolなど、放送事業者向けのソリューションを展示。その他には、SDNコントローラーVELCOUN-Xを活用した、最新のマルウェア対策ソリューションや、近未来の利用シーンとしてスポーツをテーマに、富士通の技術を活用して実現できる新しい視聴体験をコンセプトムービーとして紹介した。

今回新製品として出品されたIP-HE950は、同社独自のアルゴリズムにより高性能化した映像処理LSIを搭載しており、1台でSD、HDから4K映像に対応した放送業務向けコーデック装置。従来製品で対応していたSD-SDI、HD-SDI、3G-SDIに加え、より高速な映像伝送を実現できる12G-SDI(伝送規格:SMPTE 2082)に対応している。これにより4K映像を伝送する際に3G-SDIでは4本必要だった同軸ケーブルが1本で伝送可能となっている。また、新たにSFP(Small Form-factor Pluggable)も搭載したことで、HDMIやVideo over IPなどの映像入出力インターフェースにも対応可能。

IP-HE650による4Kパブリックビューイング。16Mbpsという低レートで4K伝送を実際に行っても、スポーツのように動きの速い被写体でもデジタルノイズのない綺麗な画像を再現できることをデモしていた4MbpsにおけるHD画像の比較。H.265/HEVCコーデックの新製品IP-HE950と従来機種であるH.265/MPEG-4AVCコーデックのIP-920で画質の比較を行っていたIP-HE950による超低遅延H.265/HEVCコーデック。独自のアルゴリズムにより99msという極めて遅延の少ない処理を実現。IPネットワークだけでなくFPUや衛星回線など様々な伝送路で高品質なリアルタイム映像伝送に対応可能IP-HE950EエンコーダーとデコーダーIP-HE950DはA4サイズの小型筐体を実現。省スペース化と軽量化を図ることができるため、中継車両への搭載や可搬型中継システムでの活用に最適としている。また、フロントパネルでのダイレクト操作や、パソコンやスマートデバイスのウェブブラウザから装置設定可能なWebUIを採用ファイルベース制作支援システムMedia Pool。キャッシュストレージをクラウド環境で利用することで大容量のストレージを安価に利用可能なほか、LTO7の対応により画像ファイルのように大容量ファイルを効率的にアーカイブすることができる。Web対応によりPC環境に依存しないファイルベースシステムの利用が可能企業内ネットワーク向けSDNコントローラーVELCOUN-Xによるネットワークセキュリティシステム。マルウェアに感染した端末の検知から特定、隔離までを自動化することで、迅速に感染を防止可能。次世代ファイウォールPalo Alto Networks PAシリーズでマルウェアを検知し、感染したPCのIPアドレスを特定・マルウェアに感染したPCの所在(接続されているネットワークポート)をVELCOUN-Xで特定し、自動で遮断するというものサイバー攻撃検知・SOC運用効率化アプライアンスiNetSec MPシリーズ。独自の標的型サイバー攻撃検知技術Malicious Intrusion Process Scanを搭載し、未知の脅威を検知すると共に、攻撃プロセスを時系列で可視化することで攻撃の全容を把握できるネットワークセキュリティ製品によるサイバー攻撃プロセス可視化システム