27日、米華字メディア・多維新聞は、中国軍による中朝国境での軍事演習について、「北朝鮮に対する圧力」との見方があることを伝えた。資料写真。

写真拡大

2017年11月27日、米華字メディア・多維新聞は、中国軍による中朝国境での軍事演習について、「北朝鮮に対する圧力」との見方があることを伝えた。

中国国防部は26日、中朝国境での軍事演習が作戦実施段階に入ったことを表明しており、記事は注目すべき点として中国外交部が今月24日に中国と北朝鮮を結ぶ「中朝友誼大橋」の一時閉鎖を明らかにしたこと、北朝鮮を訪れた中国特使が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談できなかったことを指摘した。

その上で「一連の出来事により、『軍事演習の北朝鮮に対する意味合いは非常に明白。中国軍は演習を通じて北への圧力を継続しようとしている』との見方がある」と紹介する一方、「軍事演習は恒例のものであり、現在の中朝情勢と大きな関係はない」と説明している。

記事は「中朝国境の軍事演習だけを通した中朝関係の推測は正確ではないかもしれない」とし、友誼大橋の閉鎖についても「補修が必要」という北朝鮮側の事情があることを指摘。「北朝鮮による橋の閉鎖は中国に対する不満の表れであり、さらに中国および国際社会の制裁に屈しないという意思表示なのだろう」と述べ、中国特使の訪朝に関しては「金正恩氏が特使との面会を故意に避けたとの分析もあるが、北朝鮮の駐中国大使が特使の出発、帰国時に自ら空港に出向いたことは北朝鮮が今回の訪問を重視していることの表れ」としている。

記事は最後に「これらの状況からすると、今回の中国の軍事演習は北朝鮮に対する威嚇ではなく、中国は国際社会と共に制裁によって北の核放棄を進めるのだろう」との分析を示した。(翻訳・編集/野谷)