27日、米国務省で国家安全保障問題担当顧問を務めるブライアン・フック氏はこのほど、ロシアが来夏のサッカーW杯用の競技場建設のために、北朝鮮労働者を働かせている可能性があると指摘している。写真は北朝鮮。

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2017年11月27日、米華字メディアの多維新聞によると、ロシアが来夏のサッカー・ワールドカップ(W杯)用の競技場建設のために、北朝鮮労働者を働かせている可能性があるという。

米国務省で国家安全保障問題担当顧問を務めるブライアン・フック氏が指摘したもので、同氏は米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で、北朝鮮が核・ミサイル開発に投じる資金稼ぎのために中国やロシアに強制労働者を派遣し搾取しているとして、中露両国に即刻停止するよう要求したという。

フック氏は国連の推計値を引用し、北朝鮮が外国に労働者を派遣し、年間約2億3000万ドル(約255億円)を稼いでいると指摘。中国の政府当局が亡命者を北朝鮮に強制送還しているのは「難民条約に違反する」とも批判した。

フック氏はさらに、南北軍事境界線がある板門店で北朝鮮側から銃撃を受け韓国側に亡命した兵士の体内から大量の寄生虫が発見されたことについて、「信頼できる兵士さえもひどい栄養不良に苦しんでいる」とし、北朝鮮は「奴隷国家」だと断言。また、米国が北朝鮮を「テロ支援国」に再指定したことについては「自由を求める逃亡者を殺害しようとする政権に対し、米国は座視することはない」と強調したという。(翻訳・編集/柳川)