夢と絶望の90分…J1昇格プレーオフ、名場面を写真で振り返る

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 夢と絶望の90分――。今年もJ1昇格プレーオフの季節がやってきた。

 過去5大会で3位のクラブがJ1に昇格したケースは2015年のアビスパ福岡のみ。逆に12年は大分トリニータ、14年にはモンテディオ山形が6位から“下克上”でJ1昇格で成し遂げているだけに、何が起こるか分からないのがこのJ1昇格プレーオフだ。

 今年は一体どんなドラマが生まれるのか。J1昇格プレーオフの歴史を写真とともに振り返っていこう。

2012年 大分トリニータ

 6位大分トリニータは準決勝で3位京都サンガF.C.に4−0と大勝を収める。雨の国立競技場で行なわれた決勝の相手は5位ジェフユナイテッド千葉だった。試合はスコアレスで迎えた86分に動く。森島康仁の裏へのパスに途中出場の林丈統が反応。鮮やかなループシュートが決まり、これが決勝点に。大分が“下克上”で4年ぶりのJ1昇格を掴み取った。

■準決勝
京都サンガF.C.(3位)0−4 大分トリニータ(6位)
横浜FC(4位)0−4 ジェフユナイテッド千葉(5位)

■決勝
大分トリニータ 1−0 ジェフユナイテッド千葉

2013年 徳島ヴォルティス

 5位ジェフユナイテッド千葉との準決勝は1−1でタイムアップとなったが、年間順位で上に立つ4位徳島ヴォルティスが初の決勝に駒を進めた。決勝は3位京都サンガF.C.が序盤から攻め込むが、39分にCKから千代反田充のヘディング弾で徳島が先制すると、その4分後の43分には津田知宏が追加点を挙げる。2−0で勝利した徳島が四国勢として初のJ1昇格を果たした。

■準決勝
京都サンガF.C.(3位)0−0 V・ファーレン長崎(6位)
徳島ヴォルティス(4位)1−1 ジェフユナイテッド千葉(5位)

■決勝
京都サンガF.C. 0−2 徳島ヴォルティス

2014年 モンテディオ山形

 この年のJ1昇格プレーオフ準決勝は“伝説”として今後も語り継がれていくことだろう。1−1で迎えた後半アディショナルタイム、このままだと年間順位で勝る4位ジュビロ磐田の決勝進出が濃厚の中、6位モンテディオ山形はCKから守護神・山岸範宏が劇的な勝ち越しゴールを挙げる。この勝利で勢いに乗った山形は、決勝で3位ジェフユナイテッド千葉を1−0で下し、2014年のJ1昇格プレーオフを制した。

■準決勝
ジュビロ磐田(4位)1−2 モンテディオ山形(6位)
※5位ギラヴァンツ北九州はJ1ライセンスを取得していないため、J1昇格プレーオフには進出できず

■決勝
ジェフユナイテッド千葉(3位)0−1 モンテディオ山形

2015年 アビスパ福岡

 6位V・ファーレン長崎と九州ダービーになった準決勝、CKからウェリントンの決勝点で3位アビスパ福岡が得意の“ウノゼロ”で勝ち上がる。決勝はヤンマースタジアム長居で4位セレッソ大阪と対戦。玉田圭司に先制点を奪われたが、試合終了間際の87分に中村北斗が値千金の同点弾をマークする。試合は1−1で終了し、福岡が5年ぶりとなるJ1昇格を成し遂げた。

■準決勝
アビスパ福岡(3位)1−0 V・ファーレン長崎(6位)
セレッソ大阪(4位)0−0 愛媛FC(5位)

■決勝
アビスパ福岡 1−1 セレッソ大阪

2016年 セレッソ大阪

 2015年のJ1昇格プレーオフで涙を飲んだセレッソ大阪。迎えた準決勝、5位京都サンガF.C.との京阪ダービーは1−1に終わったものの、年間順位4位のC大阪が決勝進出を果たした。6位からの下克上昇格を狙うファジアーノ岡山をホームに迎えた決勝戦は、後半立ち上がりの52分にCKから清原翔平がゴールネットを揺らす。この虎の子の1点を守り抜き、C大阪が見事“リベンジ”を果たした。

■準決勝
松本山雅FC(3位)1−2 ファジアーノ岡山(6位)
セレッソ大阪(4位)1−1 京都サンガF.C.(5位)

■決勝
セレッソ大阪 1−0 ファジアーノ岡山