新米の食べ頃が12月?「美味しいご飯」4つの新常識

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[お米の新常識]
実は12月が新米の食べ頃です


その年に穫れた「新米」に比べ、収穫から時間の経った「古米」はおいしくない。そんな「常識」は、いまや昔の話。

かつては「くさい」「硬い」「炊き上がりが黄色っぽい」と言われていた古米も、品種改良や保存技術の進化、流通の効率化などによって、今では新米と遜色ないほどの品質を長いあいだ保てるようになったのです。

こうして長期保存が可能になったことで、最近では新米の食べごろも後ろ倒しになっています。穫れたてのころよりも、少し日数をおいた11月中旬から12月頃がいちばん美味しいんだそうです。


[炊飯器の新常識]
炊飯器よりも「炊き方」が重要


最近の炊飯器はとにかくハイスペック! 高級機ブームもあり、非常に高い技術が使われた製品が多くなっています。



粒感をキープしてお米の個性を活かすしゃっきり型や、水分を多く含ませ、炊飯器オリジナルの炊き上がりになるもっちり型など、タイプの違いがあります。


各メーカーがこういった特徴のある炊飯器を売り出していますが、共通しているのが「何でもおいしく炊ける」こと。前述したお米の進化もあり、安いお米も、古いお米も、おいしく炊けるのです。

最新の炊飯器には、そのスペックをフル活用した「極上モード(名称はさまざま)」などの機能もあります。でも、今どきの炊飯器は基本的な性能自体がかなり上がっていて、通常モードはもちろん、以前は「味がいまいち」という印象があった早炊きモードなどでも、十分おいしく炊けるようになっています。

とはいえ、「何でもおいしく炊ける」ということは、「銘柄ごとの個性的な味わいが薄れる」ことと表裏一体。

そこで求められるのが、炊飯器の性能にばかり頼らず、「炊き方」という方法自体を見直すこと。ここからは、お米や炊飯器が進化した今ならではの「おいしいお米の炊き方」を見ていきましょう。


[研ぎ方の新常識]
「研ぐ」ではなく「洗う」!


最近のお米は、昔に比べて「ぬか」がついたまま出荷されることが少なくなっています。そのため、ガシガシと力を込めて研ぐ必要はありません。優しく丁寧に洗うようにしましょう。


美味しい炊き上がりのために
お米は水にしっかりひたしましょう


面倒に思える「浸漬」(お米を水にひたす工程)は、美味しい炊き上がりに欠かせません。しっかりと水分を吸わせておきましょう。



お米を炊くときの水加減は、「新米は水の量を少し減らして炊く」と言われていました。これは、新米と古米で含まれる水分の量が違っていたためです。

現在では、技術の進歩によって、新米も古米も均一に水分を蓄えるようになっています。新米だからといって、水の量を減らす必要はありません。


余計な熱は禁物!
炊けたら炊飯器の電源を切りましょう


ごはんは、炊き上がった後に余計な熱が加わり続けると、硬くなって味が落ちてしまいます。炊けたらすぐに炊飯器の蓋を開け、電源を切って常温で冷ましましょう。



このように、釜の上に布巾をかぶせて冷ますのも◎



ごはんの水分を吸収して冷ましてくれる、天然素材のおひつに移し替えるのもよいでしょう。


[保温の新常識]
保存は冷蔵庫または冷凍庫で


おいしさのことを考えると、炊飯器の保温機能に頼るのはいまいち。2日以内に食べるなら冷蔵庫に、3日以上とっておきたいときは冷凍庫に保存しましょう。保存の前には、粗熱を取ることをお忘れなく!


今年味わいたいお米
3銘柄を厳選して紹介!


最後に、今までご説明してきた「おいしいごはんの炊き方」で味わいたいお米を3銘柄ご紹介します。



おすすめ銘柄1
北海道産ふっくりんこ



おすすめ銘柄2
富山県産コシヒカリ



おすすめ銘柄3
福岡県産ゆめつくし


これらの銘柄は、夏の長雨にさらされず、昼夜の気温差が大きかった産地のもの。日照時間不足の影響が少なく、安定した仕上がりが期待できます。

最近の炊飯器は、目覚ましい進化を続けています。最新機能をうたった新商品が多く出回り、「買い替えたほうがもっとおいしいごはんが食べられるかも」と思いがちです。

その前に、まずは今までの「炊き方」を最新式のものに変えてみてはいかがでしょうか。きっとそれだけで、今までとは違う味わいのごはんが食べられるはずです。


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