「ゾンビの父」ジョージ・A・ロメロ監督

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11月28日の『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(BSプレミアム、毎週火曜21:00)は、「ゾンビ誕生の衝撃〜なぜ世界は恐怖したのか?〜」と題して放送する。同番組は、人々が固唾を飲んで見守った、あの“出来事”について、残された映像や決定的瞬間を捉えた写真を、最新ヴァーチャルで立体的に再構成し事件の側面に迫るマルチアングルドキュメンタリー。

世界を席巻するホラー映画。その全てに多大な影響を与えた 映画がある。あのゾンビが誕生した瞬間だ! 1968年10月1日、アメリカのドライブインシアターでひっそりと公開されたジョージ・A・ロメロ監督による映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』。この、ピッツバーグの若者たちが作った一本の低予算映画が、ホラー映画に革命をもたらした。 死者が歩き出し人間を襲い始める、低予算で、スタッフ・キャストとも全くの無名。しかし、口コミで評判となり、欧州をはじめ世界的なブームとなった。倒しても倒しても襲ってくる死者の群れ。その闘いは、ベトナム戦争の戦いを想起させた。さらに、主人公の黒人青年が白人自警団から射殺されるラスト。公開6か月前に発生したキング牧師暗殺事件を思い起こさせ、大きな評判を呼んだ。

なぜこの映画は作られたのか?  そして、「ゾンビの父」と呼ばれるロメロ監督が、ゾンビを通して、本当に描こうとしたものとは何だったのか? 晩年をともにした妻スザンヌによると、彼が本当に描きたかったのはゾンビそのものではないと語る……。ほかにも、制作関係者たちの証言を交えながら、鬼才が”ゾンビ”に込めたメッセージとは?

ニューヨーク近代美術館にも所蔵される名作で、今なお世界を叫ばせるホラー誕生の真実に迫る。