フリマアプリのメルカリは、12月上旬に、健全なマーケットプレイス実現を目指した仕様変更を行う。変更内容は「初回出品時の本人情報登録必須化」「振込申請期限変更」「売上金による商品購入手順変更」の3点だ。

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■身分証明証なしから本人情報の登録必須化に

 メルカリはこれまで本人情報は振込申請時に行い、登録の段階では身分証明証などの提示が必要なく気軽に利用できるのが特徴だった。だが今回の仕様変更では初回出品時に住所・氏名・生年月日の登録が義務化され、登録された本人情報と口座名義が一致しない場合は売上金を引き出せなくなる。この登録の義務化はすでにメルカリに登録しているユーザーにも適応される。

 また売上金の振込申請期限がこれまでの1年間から90日間となり、さらに売上金を使用しての商品の直接購入制度を廃止して商品を購入可能なポイントと交換するポイント制度に変更する。ポイントは1ポイント=1円で計算するとしている。メルカリは資金決済法で定める前払式支払手段発行者として登録を行い、ユーザーの売上金の保全策に務めると発表している。

 メルカリはこれまでに現金を販売するなどの行為で逮捕者が出たり、身分証明証なしで登録できるため違法な方法で入手した商品を出品するなど不正の温床となりつつあった。今回の仕様変更によりどこまで安心安全なアプリを目指せるか、メルカリの今後に注目が集まる。