サイゼリヤが全店を「禁煙」にすると報じられ、注目が集まっている。

2019年9月までに、全店原則「禁煙」へ

NHKは27日、ファミレス大手の「サイゼリヤ」が全店舗を原則禁煙にする方針を固めたと報じた。

同店は現在、大部分の店舗で「分煙」を行っているが、来年2月以降に新規出店する店舗は全て禁煙席に。既存店も喫煙席を無くす改装工事を行い、2019年9月までに全店舗を原則として禁煙にするという。

政府、「大手チェーンは全面禁煙」を検討

政府は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止対策の強化を議論しており、飲食店は主に酒類を提供する小規模のバーやスナックなどを除いて屋内禁煙とする案や、大手チェーンは店の広さに関係なく全面禁煙とする案などを検討している。

同案は今後調整が行われ、来年の通常国会に法案が提出される可能性が高い。サイゼリヤは店内の禁煙化には費用や時間がかかることから、国の決定に先駆けて方針を固めたという。

「ケンタ」や「ロイホ」など続々と禁煙に

近年、「全面禁煙」に舵を切る飲食店や企業等が相次いでいる。

「ロイヤルホスト」は2013年11月に全店を全席禁煙に。「マクドナルド」では2014年7月に全店舗が禁煙になった。「ケンタッキー」も、来年3月までに全直営店を禁煙にし、フランチャイズ店も順次禁煙にする方針だ。

飲食店以外でも、大学や病院、銀行に公共施設、タクシーやホテルの客室、企業のオフィスなどで全面禁煙化が相次いでおり、上野動物園をはじめとした都立動物園も園内を全面禁煙にする方向で検討を進めているという。

ネット上に「ありがたい」という声

サイゼリヤの方針を受けて、ネット上には戸惑う声もあるが。

「英断」「もっと早くても良い」など賛成意見も多い。

「店員が受動喫煙の一番の被害者」「清掃の手間も減らせるだろう」など、店側にとっても良い環境になるという見方も。人手不足が深刻化する中、喫煙可や分煙の店舗ではアルバイトの採用が難しくなっており、禁煙化により人材確保にも繋がるという指摘もあった。