多くの人にとって「地球は球体である」ということは常識として理解されていますが、「地球は平らな円盤である」ことを主張する地球平面説を唱える人がいます。その説を証明するために、ある地球平面論者が自費を投じたロケットを打ち上げようとしたのですが、直前になって中止せざるを得ない事態となっています。

'Mad' Mike Hughes cancels rocket launch to prove Earth is flat

https://www.usatoday.com/story/news/nation-now/2017/11/25/mad-mike-hughes-cancels-rocket-launch-prove-earth-flat/894762001/

ロケットの横に立つのが、今回の打ち上げを試みた"マッド"マイク・ヒューズさん。61歳の男性で、普段はリムジンの運転手として仕事をするかたわらロケットの研究を独学で続けてきたそうです。



ヒューズさんはおよそ2万ドル(約220万円)を投じて、自作のロケットとキャンピングカーを改造した発射台を製作。このロケットをカリフォルニア州ニードルズから打ち上げて、自らが唱える地球平面説が正しいと証明することを目指していましたが、その願いはひとまず中断されることとなりました。ちなみに、このロケットは「蒸気ロケット」(steam-powered rocket)というあまり聞き慣れない仕組みが採用されているとのこと。その原理は水を高温高圧の状態でタンクに入れておき、バルブを開いた際に勢いよく飛び出す蒸気の力で空高く打ち上げるというものとなっています。



中止に追い込まれた理由は、当局から「打ち上げは認められない」と言われたためとのこと。ヒューズさんによると、2017年11月25日(土)の午後に予定していた打ち上げの直前、アメリカ内務省に属する土地管理局から「少なくとも、予定されている場所での打ち上げは許可できない」という連絡が届いたことから、今回は断念せざるをえない事態となってしまったそうです。

ヒューズさんはここまで1年以上の時間をかけて準備を進めてきており、その中で同局から「打ち上げの許可は連邦航空局(FAA)の判断次第である」との見解を聞かされていたとのこと。そのFAAからは「正直に言うと私たちには承認することはできず、あなたがそこで打ち上げを行おうしていることを知らされる、ということでしかない」という返答を得ていたとのことで、どうやら関連当局から確実な認可を得ているとは言えない状況になっていた模様。

そんなヒューズさんの計画は、打ち上げ直前の月曜日になって多くの人の注目を集めるようになったのですが、このことが土地管理局を動かしたとヒューズさんは考えています。その状況についてヒューズさんは、「私が察するに、土地管理局の重役がニードルズに電話をかけてきて、『一体どうなってるんだ?誰が許可を行った?』と言ったんだろうと考えている」と語っています。

さらに、許認可の問題に加え、実は打ち上げ場所へ向かう予定の水曜に自宅から設備一式を出そうとしていた時に、キャンピングカーを改造した発射台とロケットが破損するというトラブルに見舞われたとのこと。ヒューズさんは11月27日の週にでも再チャレンジする予定とのことで、「皆さんにはこのまま事態を見守ってほしい」と自身のウェブサイトやYouTubeチャンネルに注目してほしいとアピール。ただし、記事作成時点ではそのYouTubeチャンネルは見つからない状態となっています。

madmikehughes.com/

http://www.madmikehughes.com/