韓国の7〜9月期経済成長率 OECD2位に浮上

OECDによると、加盟国平均の経済成長率は1〜3月期の0.5%から4〜6月期に0.8%に拡大した後、7〜9月期は0.6%に縮小した。韓国の成長率は1.4%で、ラトビア(1.5%)に次ぐ大きさだった。
輸出が前期比6.1%増と11年1〜3月期(6.4%)以来6年ぶりの高水準となり、経済成長率を押し上げた。また、補正予算の執行により政府支出の増加率が12年1〜3月期(2.8%)以来の大きさの2.3%に、建設投資の増加率も1.5%に、それぞれ拡大した。
OECD加盟国の年間成長率の順位でみると、韓国は06年の10位から08年には6位に上がり、リーマン・ショックの影響が色濃かった09年に4位、10年は2位を記録した。11年に7位に後退した後、徐々に盛り返したが、15年と16年の順位は2年連続で2桁に落ち込んだ。また、成長率は11年から16年まで2〜3%台にとどまっている。
2010年代に入り低成長が続いた韓国経済がある程度持ち直すには、今年3%成長に回復し、来年以降もこれを維持することが重要とされる。