ACL制覇の浦和DF槙野、レアルや本田が待つクラブW杯へ 「まずは一つ勝たないと…」

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激闘から一夜明けても浮かれた様子なく「レアルやパチューカと言われますが…」

 浦和レッズの日本代表DF槙野智章は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の優勝を決めて一夜明けたトレーニングを終えると、来月のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)に言及。

 槙野は「まずは一つ勝たないと」と浮かれた表情は見せなかった。

 浦和は25日にホームの埼玉スタジアムでアル・ヒラル(サウジアラビア)に勝利し、クラブとして10年ぶり2回目のACL優勝を果たした。これにより、来月にUAEで開催されるクラブW杯への出場が決まった。浦和は同大会で初戦を突破すれば、準決勝で欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)と対戦。トーナメントの逆の山には本田圭佑が所属する北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)がいる。決勝はもちろん、3位決定戦や5位決定戦などで対戦する可能性もある。

 それだけに、槙野にはレアルや仲の良さが伝わる本田との対戦が期待されるが、そうした声に対して「皆さんにレアルどうですか? と昨日から聞かれるんですが」と槙野は切り出し、真剣な表情を見せた。

「レアルやパチューカと言われますが、まずは一つ勝たないといけない」

クラブW杯の“常連”かUAEの難敵と激突

 浦和は初戦でオセアニア代表オークランド・シティ(ニュージーランド)と、開催国代表アルジャジーラの勝者と対戦する。オークランドは日本人DF岩田卓也が所属するクラブW杯の常連だが、アルジャジーラには今夏に加入した元フランス代表MFラッサナ・ディアッラや、ワールドカップアジア最終予選で日本を苦しめ、2015年アジアカップでは日本戦でゴールして得点王も奪ったUAE代表のFWアリー・マブフートもいる。決して楽な相手ではない。

 それでも、槙野のもとには昨夜から多くの祝福メッセージが届いたという。槙野は「他のJリーグチームの選手や代表の選手たち、SNSを通しても多くの声が届きました」と、横浜F・マリノスのFW齋藤学やFC東京のMF高萩洋次郎からメッセージが届いたことを明かした。

 決勝では2試合連続でセンターバックとして浦和の堅守に貢献した男は、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督から開催時期がクラブW杯と重なるE-1選手権について、「こっちに出るな。クラブW杯に行ってこい」と熱い檄を受けていたと話す。プレーの安定感を増してきた男は、ACL制覇をステップに世界の舞台でも熱のこもったプレーを見せてくれるはずだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images