キャリコネニュースでは、約100万人が登録する国内有数の転職口コミサイト「キャリコネ」のデータから業界別で「働きやすい会社ランキング2017年下半期版」を作成した。今回は損害保険業界のランキングを発表する。

対象は、2016年10月1日〜2017年9月30日の期間に評価が10件以上寄せられた企業。企業や個人に事故や災害による損害の保証を提供する損保各社だが、大手は運転支援技術などの普及による交通事故の減少や、自然災害などが少なかったことなどから、2017年3月期の連結純利益で揃って過去最高を更新した。今後は海外事業の拡大や、自動車保険の保険料引き下げが焦点となっている。

ユーザーは、次の6つの選択項目をそれぞれ5点満点で評価している。

「労働時間の満足度」「仕事のやりがいを感じるか」
「ストレス度の低さ」「休日の満足度」
「給与の満足度」「企業のホワイト度(ブラック企業でないか)」

これら全項目の平均点が、その企業の働きやすさの指標となる。

1位:東京海上日動火災保険 平均3.52点
2位:AIU損害保険 平均3.48点
3位:三井住友海上火災保険 平均3.14点
4位:損害保険ジャパン日本興和 平均3.02点 ※
5位:あいおいニッセイ同和損害保険 平均2.87点

※対象期間中、キャリコネの「損害保険ジャパン日本興和」ページよりも「損害保険ジャパン」の方に投稿が多く寄せられたため、そちらの評価・口コミを代用した。

東京海上日動火災保険の社員からは「会社全体として帰りやすい雰囲気」という声

1位:東京海上日動火災保険

2017年3月期の純利益で業界1位だった、東京海上ホールディングスの東京海上日動火災保険は働きやすさでも1位となった。項目別では"給与の満足度"で1位。全体的に低調な"ストレス度の低さ"もトップだった。

中には「現在社会で推進されている『女性の活躍推進』をいち早く会社として取り上げて推進している。ここ数年間急激に人事制度の改革に始まり、女性社員に活躍の場を与えるとともに、責任感ある仕事を任せ、能力のある社員を発掘している。本当にやる気と実力のある社員は確実に昇格ラインに乗っていくと思われ、実際に管理職の割合も年々高まっている」(法人営業 50代前半 男性)という声も。同社はダイバーシティを推進しており、社員の約半数が女性であることもあって、特に女性の活躍推進に積極的に取り組んでいるようだ。

「残業はとにかく少ないし、周りの管理職も早く帰るので、大変帰りやすい。早帰りデーなど、残業を減らす取り組みが社内では多く実施されているため、会社全体として帰りやすい雰囲気である。有給も部署にはよるかもしれないが、大変とりやすい。ワークライフバランスは整っていると思う」(営業アシスタント 20代後半 女性)
「休みはちゃんと保証されており、週休二日制は確保されている。残業はほとんどない。残業はしないように言われているので、みんな帰らなければいけない。会社としてはとても良い制度と取り組みだと思います。平日5日の休みも年に2回あり、旅行に行ったりと、楽しみが増え大変満足である」(代理店営業 20代前半 男性)
「年に2回、特別連休として5連休を取得することが義務付けられており、ほぼ全員が取得している。五年ごとにリフレッシュ休暇もあり、特別連休とは別に取得することができる。特別連休とは別に有給休暇もあるので、休暇制度は充実している。残業管理は職場によるところがあるが、基本的に管理は厳しく、長時間残業を是とする雰囲気はない」(代理店営業 30代前半 女性)

2位:AIU損害保険

アメリカン・インターナショナル・グループを母体し、海外旅行保険なども手掛けるAIU損害保険。項目別では"労働時間の満足度""仕事のやりがい"で1位となっている。「19時完全退社で残業はできずに帰るしかない。また休みも土日祝日休みで確実に休める。有休消化もかなりしやすいため、3連休などは取りやすい」(マーケティングコンサルタント 30代前半 男性)という声もあった。

「最初の3年間程は、あまり稼げないが、4、5年やっている先輩達は、朝来ない方も多く帰りも早いのに800万以上は稼いでる方も多い。係長クラスになると1200万近く稼いでいる。保険会社は、給料が良いとは思う」(マーケティングコンサルタント 30代前半 男性)
「派遣社員のため、残業はほぼありませんでした。社員についても同様で、限りなく定時で退社していました。お客様対応が長引いた結果、残業になるということはありますが、それほど多くはありません。休日出勤もありませんでした」(コールセンタースタッフ 30代後半 女性)
「基本、出社も自由。直行直帰もできます。私がいた支社は20時までで電気が消えます」(法人営業 40代後半 男性)

3位:三井住友海上火災保険

MS&ADインシュアランスグループホールディングス傘下の三井住友海上火災保険は、"休日の満足度"が3.9点と特に高くベスト3入り。「給料については満足です。今後も給料については上がっていく見込みなので特に不満はありません」(代理店営業 20代前半 男性)という口コミもあった。国内市場が縮小する中で海外事業を強みとする同社は、2017年3月期決算の純利益で業界2位を記録している。

「福利厚生はかなりしっかりしている。全国型は借上社宅を少ない自己負担でかりられる。仕事内容はハードであるが、勤怠管理がかなり厳しくなってきており労働環境改善されてきている」(代理店営業 30代前半 男性)
「出産、育児休暇についてはすごく恵まれていると思います。基本的に休暇に入る前にいた場所に戻ることができます。その後も子供が3歳になるまで時短勤務が可能ですので心配ありません」(財務・会計関連職 20代後半 女性)
「部署にもよりますが、余程忙しい時期でなく、不測の事態がなければ、定時で帰れることも多いです。営業であれば残業はそれなりあると思います。夏期休暇、フレッシュアップ休暇やアニバーサリー休暇は取得するよう義務付けられているので、必ず取得できるのはありがたかったです」(その他 20代後半 女性)

「女性も子育てをしながら、長く働ける環境」(損害保険ジャパン)「億を超える法人契約にやりがい」(あいおいニッセイ同和損害保険)

4位:損害保険ジャパン日本興和

東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングスと並ぶ3メガグループのひとつである、SOMPOホールディングスの損害保険ジャパン日本興和。"給与の満足度"は3.3点と上位企業に劣らない。「産休、育休は大手企業では群を抜いており、女性が非常に働きやすい環境である。営業に適正があれば、子育てをしながら、長く働ける環境がある。頑張っただけ評価されるため、職位が上がれば高給を得ることが出来、有給休暇もしっかり取得できる」(経営コンサルタント 50代後半 男性)、など、充実した福利厚生や休暇制度、女性の働きやすさを評価する声が目立った。

「業界自体が給与水準が高く、この会社も例外ではない。他社と比べると賞与における業績連動部分が少ないため、決算状況が好ましくない局面においては、競合他社より賞与が多い場合も存在する。総合職であれば、入社3年目で600万程度」(代理店営業 20代後半 女性)
「残業はほぼなく、とても働きやすい環境でした。女性はお子さんがいらっしゃる方がほとんどで、みな協力し合ってお休みを取る感じでした。女性が働きやすい職場だと思います。休日出勤についても、聞いたことがありません。しっかりお休みをとれる良い会社だと思います」(金融関連職 30代後半 女性)

5位:あいおいニッセイ同和損害保険

2010年10月にあいおいとニッセイ同和の合併によってできた、あいおいニッセイ同和損害保険。"ストレス度の低さ"が最低点なのは気になるが、その分、「給与も高く、福利厚生も充実しているため不満な点はあまりない」(代理店営業 20代後半 男性)など、給料や福利厚生を高く評価する口コミが多く、ランキング上位の企業に劣らない高評価を得ているようだ。

「(福利厚生について)とても充実しています。結婚しても退職せずにすむ制度や有給制度など、契約社員・正社員ともに取得しやすい環境です。残業代も支給されるので、他損害保険会社と比較するととても恵まれていると思います。地域によって異なるようですが、福利厚生を重視する方にはよい職場だと思います」(営業アシスタント 20代前半 女性)
「ホールセールでは一部上場企業を相手にビジネスを行うため、1つの保険契約で億を超える契約が決まった際にはホールセールとしての面白みを感じることが出来る。営業として大規模な契約を締結をした際には大きなやりがいを感じることが出来る」(総務 34歳 女性)