21日、韓国メディアによると、あるアンケート調査の結果、韓国の主婦の半数以上が「キムチ作り」をしないことが明らかになった。越冬準備1号、おふくろの味の代名詞だった韓国伝統のキムチ作りが、時代とともに変わってきている。資料写真。

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2017年11月21日、韓国・KBSによると、あるアンケート調査の結果、韓国の主婦の半数以上が「キムチ作り」をしないことが明らかになった。越冬準備1号、おふくろの味の代名詞だった韓国伝統のキムチ作りが、時代とともに変わってきている。

韓国ではキムチ作りのことを「キムジャン」と言い、毎年この季節になると「キムジャンしましたか」というあいさつが慣習的に行われていた。しかし最近はだんだんとキムチを作る主婦が減少し、今年は半数以上の55%が「計画していない」と回答、昨年より8%上昇したという。つくる量も減少傾向にあり、回答者の40%が白菜10株以下と答えたとのこと。キムジャンを放棄(ポギ)した人を意味する「キムポ族」という新造語が誕生するほどだ。

最近ではキムチ作りを目的とした主婦対象の観光バスツアーも登場した。塩漬けの白菜にヤンニョムソ(調味液)などすべての材料がそろうキムチ工場に行くもので、ここではかつて1泊2日かかっていた大変な作業を1時間以内で完成させられるという。

また、大型スーパーのキムチコーナーで好みに合った味付けをその場で注文することもできる。自分で漬けるより買って食べるキムチに慣れた人々が増え、高菜キムチに白キムチ、水キムチなど数十種類にもなるキムチ市場は毎年20%以上の伸び率を記録するなど、競争はますます激しくなっているという。そのほかにも、オンライン上では若い1〜2人世帯を狙ったオーダーメード型のキムチが登場、健康飲料メーカーの配達品目にキムチが追加されるなどさまざまだ。

これを受け、ネットユーザーからも「この時代に誰がキムチ作りなんてする?年配の人はキムチを漬けるかもしれないけど、若者はみんな買って食べるだろう」「共働きが多い時代だから仕方ない。家でご飯を食べる時間も減ったし、昔よりキムチを食べなくなった」「材料費や労働力を考えたら買った方が安い。高いキムチ冷蔵庫を買うくらいなら少しずつ買って食べた方が経済的」と共感を示すコメントが目立つ。

また、実際に伝統的なキムチ作りをしている主婦からの苦労話も寄せられているが、「キムジャンは本当にストレス。確かにやった感はあるけど、子どもを連れて夫の実家に行って100株以上作るのは『離婚したい』と思うくらいつらい」「キムジャンに呼ばれても、男たちはみんなゴロゴロしてるだけで、でき上がるころに部屋からでてきて『肉はできたか?』と食べることしか考えていない(※キムジャン後に、切れ端の白菜やヤンニョムで即席キムチと肉を食べる習慣がある)」「嫁にもスケジュールがあります。どうか『キムチ作り』の連絡を送らないでください。キムチは食べなくてもいいから」など怒り爆発寸前の様子。

中には「世の中は変わっていくもの。昔の大家族の時のようにはできない」「将来的にキムジャンは博物館でしか見られなくなりそう」など「世の流れ」と捉えるユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)