ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんこと、haderuさんが中心のビジュアル系バンド「jealkb」。芸人の企画バンドでしょ? そんな誤解も、一度曲を聴けば完全に払拭! ガチさが伝わります。

「誤解の多いバンドだけどライブでは必ず楽しませるんで」

haderu(以下、ha):アンアンの爽やかなページの後に急に僕らを目にして、読者のみなさんが胸やけしないか、心配ですけど。急に油ものがきたみたいな。芸人というバックボーンがあるゆえに、誤解の多いバンドなんでね(笑)。 ――大丈夫です(笑)。バンドが10年以上も続いている理由は?

ha:単純に楽しいから。僕、楽しくなかったらすぐ辞めちゃうんで。特にライブですね。お客さんが楽しい顔して帰っていって、メンバーで「いいライブだったね」って楽屋で話すときがいちばん楽しい。

――ライブはどんな雰囲気ですか?

ha:僕とhidekiがお客さんに絡んで、ノれてない人の気持ちを解きほぐします。物販にも必ず立つんですが、「普段、ライブであまりノらないけど、気づいたら暴れてた」って声も。EXILEがかっこいい、アイドルがかわいい、というのとは違う、楽しさがあります。

hideki(以下、hi):自分も観客だとやりがちなんだけど、腕組んで観るんじゃなくて、もう一歩踏み込んでほしくて。

――新曲『R‐P‐S』について教えてください。

ha:タイトルは英語のじゃんけん、Rock、Paper、Scissorsの頭文字。ライブではいつも観客を巻き込んだじゃんけん大会をやっていて、そのために作りました。

sapoto:作曲は僕とelsaさん、作詞はhaderuさんです。

hi:ジャケットデザインはedieeさん。彼、多才なんですよ。

――これだけ長く続いていると、メンバー同士の衝突などは?

ha:僕とdunchが喧嘩するくらいですね。「ライブ直前に肉まん食うな」みたいなくだらないやつ。あの時は、僕が靴ぶん投げて「もう出ない!」って言ったんです。

ediee:さすがに5分前はね…。本番後に食えばいい話だし。

dunch:というedieeは、30秒前くらいに舞台袖で弁当食っても、なぜかおとがめなしで…。

ediee:肉まんは匂うから。

――(笑)。その時、他のメンバーはどうしてるんですか?

ha:elsaはリーダーとして見守り、hidekiとedieeは後輩だから見守り、sapotoは後から加入したから見守ります(笑)。

――ところでhaderuさんはお笑いやバンド活動に並行して行っている、大学受験も話題です。

ha:今日も英単語帳持参です。この前は現代文で満点取りましたよ。手応えは十分! すべて全力でやってくから、読者の方も騙されたと思っての楽しさでは、他には絶対負けませんから。ライブに来てほしい! ライブの楽しさでは、他には絶対負けませんから。

ニューシングル『R‐P‐S』。じゃんけんを耽美的に、激しく歌い上げる。「ライブでの盛り上がりを想定して作りました」(ha)。カップリングの「silver」は強い社会的メッセージが突き刺さる。11月22日発売。¥926(jealize)

ジュアルケービー 2005年、結成。本人たちの“20歳下の弟”という設定で、芸人活動とは一線を引き、本気でバンドに取り組む。ファンの総称は、ジュアラー。12月22日、Zepp Diver Cityでライブ開催。

※『anan』2017年11月29日号より。写真・内田紘倫 インタビュー、文・小泉咲子

(by anan編集部)