大宮の5試合ぶり無失点に貢献した山越康平(右)と高山和真(左)

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[11.26 J1第33節 大宮0-0甲府 NACK]

 石井正忠監督体制になってから2試合連続で大宮アルディージャのセンターバックに入ったのは、プロ2年目の24歳山越康平とプロ3年目の21歳高山和真。前節・仙台戦では3失点を喫して完敗となったが、「まずは失点しないように」(高山)と入った甲府戦では、FWリンスとFWドゥドゥという個人技に優れた2トップ相手でも最後までゴールを許すことはなかった。

「上手い入りができて、自由にさせていなかったと思うので前半から手応えはありました」とは山越の弁だ。無得点に焦ったブラジル人ストライカーが後半は強引にシュートまで持ち込む場面もあったが、いい体勢で打たれたのはリンスがこぼれ球を狙ったシュートだけだった。「石井さんが求めているのは、余らないでマンツーマンでどんどん前から行く守備なので、今日は怖がらないで行くことができた。仙台戦はハッキリしなかったんですけど、ハッキリできればチームとして戦えていた」。結果的に最低条件だった勝利を手にすることができずJ2降格となってしまったが、山越は甲府戦の戦い方に手応えを感じていた。

 大宮のレギュラーセンターバックは、22試合出場のキャプテン菊地、27試合出場の河本裕之の両者だが、山越は自身が両ベテランに依存していたことを認める。「キクさん(菊地光将)、河本(裕之)さんと組んだときはある程度プレーできますけど、和真だったり他の人と組んだときに自分がもっとリーダーシップをとることが課題だと思うので、コーチングだったりは極めていかないといけない」。

 高山も菊地と河本の牙城を崩せなかった不甲斐なさを吐露する。「いつまでも先輩2人に頼るのはよくないですし、僕ら若手が出てくれば上も焦ると思う。そういうチームが強いチームになっていくと思うので、そういう意味では今年のチーム力が低いのは自分の力不足でもある」。昨季の年間5位から一転17位以下が確定、下部組織出身の21歳は堰を切ったように後悔の言葉を並べた。

「『(J1に)1年で戻ってこよう』と声をかけてくれる方も、厳しい声をかけてくれる方もいた」(高山)大宮のホーム最終戦。サポーターに14試合ぶりの勝利を届けて“有終の美”を飾れるかーー最終節、大宮は敵地での川崎Fに臨む。

(取材・文 奥山典幸)


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