普段の食生活をちょっぴりグレードアップさせたいとき、新しいお鍋を買ってみるのはひとつの手。優秀な調理器具は、料理の幅をぐんと広げてくれます。たとえばダッチオーブンと土鍋。前者はキャンプのイメージが強く、後者は冬の鍋料理のイメージが強いかもしれませんが、大きくて保温性の高いこれらの鍋は、じつはさまざまな料理に使える優れもの。毎日のおかずからおもてなしまで、活用しない手はありません。

普段の料理からおもてなしまで、ダッチオーブンと土鍋が使える!

このふたつの鍋に共通しているのは、シンプルな材料とつくり方で、簡単においしい料理になること。そして置くだけでおしゃれなので、テーブルコーディネートも楽しめるのです。それぞれの鍋の特徴を見ていきましょう。

●テクいらずで本格的な味に!テーブルが華やかになるダッチオーブンのレシピ


ダッチオーブンは、頑丈な厚手の鉄でできているのが特徴で、機密性が高く、圧力鍋のようにもオーブンのようにも使うことができます。煮込み料理がおいしくできるほか、かたまり肉のロースト、リンゴの丸焼きなど、ちょっと豪快な男っぽい料理も、簡単に家庭でつくることができるのです。また、そのままテーブルに出しても迫力があり、一気に大人っぽいテーブルコーディネートになるのもうれしいところ。クリスマスなどパーティシーズンにもぴったりです。

ちょっと大人テイストな、「具だくさんアヒージョ鍋」


【材料(4人分)】
カキ(加熱用) 5粒
むきエビ 100g
イカ 100g
ブロッコリー 1/2株
ブラウンマッシュルーム 4個
白菜 1/8株
ミニトマト 5〜6個
ニンニク 2片
アンチョビフィレ 4切れ
鷹の爪 1本(輪切り)
白ワイン 100cc
水 700cc
塩 小さじ2
オリーブオイル 70cc

【つくり方】
(1) イカはワタと中骨を引き抜き、輪切りにする。ブロッコリーは小房に分ける。ブラウンマッシュルームは2等分に切る。白菜はざく切りにする。ミニトマトはヘタを取る。ニンニク、アンチョビはみじん切りにする。

(2) カキは片栗粉(分量外)をふり、沸騰した湯でさっとゆで、氷水にとって水気をきる。

(3) ダッチオーブンを中火で熱し、オリーブオイルを入れ、ニンニク、アンチョビ、鷹の爪を香りが立つまで炒める。むきエビ、イカを加え、さっと炒める。

(4) 白ワインを加え、アルコール分を飛ばしたらブロッコリー、ブラウンマッシュルーム、白菜、水、塩を加えて強火にする。沸騰したらフタをし、弱火で10分ほど加熱する。

(5) カキ、ミニトマトを加えて火をとおす。

●「焼く」「煮る」「蒸す」ができる土鍋なら、レパートリーがどんどん広がる


土鍋は、直火調理が可能なものを選ぶと使い勝手がいいでしょう。毎日でも活用できる万能鍋として使うことができます。野菜と肉、魚を焼いてからフタをして加熱すると簡単にローストができるし、豚汁やポトフを大量につくるときにも便利。おこわや炊き込みご飯を炊いて、テーブルで炊きたての絶品を味わうことができます。材料を酒や少量の水で炊くと、ヘルシーな蒸し料理が完成。使い方は無限大です。料理のアイデアがわいてきて、どんどんレパートリーが増えていきそう。

シンプルな素材をじっくり蒸した、「キャベツとチーズ、コンビーフの重ね蒸し」


【材料(4人分)】
キャベツ 1/2個
コンビーフ 1缶
シュレッドチーズ 30g
ニンニク 1片
バター 10g
酒 大さじ3
塩・コショウ 各少々
パセリ(みじん切り) 適量

【つくり方】

(1) キャベツは葉を1枚ずつ芯から外す。ニンニクはみじん切りにする。

(2) 土鍋にキャベツ、コンビーフ、シュレッドチーズの順番に重ねていき、一番上がキャベツになるように重ねる。

(3) ニンニク、バターを加え、塩・コショウをふり、酒をふりかけてフタをし、弱火で20分ほど加熱する。火を止めて、パセリを散らす。

自由な発想で使う鍋レシピに興味が湧いた方は、Francfrancがトータルコーディネートしたレシピ本『COOK BOOK Vol.1 和鍋と洋鍋でつくるシンプルシックな大人レシピ』を参考にしてみてください。おかずからスイーツやパンのレシピに加え、テーブルコーディネートの方法など、鍋を120%活用するためのヒントが満載です。

<撮影/千葉充 料理/河瀬璃菜 スタイリング/真木敦子(AtsukoDesignWorks) 取材・文/ESSE編集部>