試合後のセレモニーではサポーターに深々と頭を下げた石井監督。はたして、来シーズンも大宮に残るのか? (C) SOCCER DIGEST

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[J1リーグ33節]大宮 0-0 甲府/11月26日/NACK
 
 3年ぶり2度目のJ2降格決定後のホーム最終戦に伴ったセレモニーで、サポーターから感謝の拍手を送られた大宮アルディージャの石井正忠監督は、「残留を達成できなかったのは私の責任」と、申し訳なさそうに頭を下げた。
 
 そんな指揮官の表情は、当然、試合後の会見の場においても変わらなかった。
 
 不振に苦しんだ今シーズンの大宮。そんなチームの命運を石井監督は、残り3試合のところで託されたが、逆転残留というインポッシブルなミッションの達成はならなかった。
 
「3連勝して、どうにか残留するということをクラブから託された中で、できなかったということは重く責任を感じています。今日も最後の最後までサポーターが応援してくれましたし、クラブでも色んな方がサポートしてくれましたが、その期待に応えられなくて、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
 
 ひたすらにクラブに対する責任を痛感している様子を見せた石井監督は、注目される去就について、「これから決まることなのでその話は今できない」と明言を避けつつも、「現場のスタッフと他のスタッフがより密に連絡を取っていけば、良くなっていくんじゃないかと思います」と、大宮の未来について話した。
 
 一方、試合後に緊急会見を行なった森正志社長にも石井監督の去就について質問が飛んだが、ここでも明確な答えは出なかった。
 
「石井さんと契約をするにあたって、3試合が終わるまでこの話はしないようにしましょうと約束をした。今、私の気持ち、クラブの気持ちを語ってしまうと、心を決めて大宮に来てくれた石井さんとの約束を反故(ほご)にしてしまう。残り1試合を石井さんにお任せして、その後に改めて契約について話をしたい」
 
 果たして、50歳の指揮官はいかなる決断を下すのか。「サポーターの皆さんも待たせていると思うので、長引かせるつもりはない」とも話した森社長の言葉を聞くに、12月2日に敵地で行なわれる川崎フロンターレとの今季最終戦後に、その答えは出ているのかもしれない。
 
取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)