就任1年目の吉田達磨監督は来季の続投が発表されている

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[11.26 J1第33節 大宮0-0甲府 NACK]

 J2降格圏に沈む17位大宮アルディージャと16位ヴァンフォーレ甲府の直接対決。この試合と他会場の結果いかんでは、史上初の“同時降格”の可能性をはらんだ一戦となった。

 シュートがともに1本ずつという固い前半を終えた段階で、スコアは0-0。一方、他会場では14位清水が2-0で、15位広島が1-0でリードしており、このままのスコアで後半も終えれば大宮と甲府の“同時降格”という状況となっていた。大宮対甲府はスコアレスドローのまま終わったが、甲府は降格を回避する。清水が2点のリードを新潟にひっくり返され、逆転負けを喫したからだった。

 前節・新潟戦(●0-1)での敗戦で、降格圏の16位に順位を落としていた甲府。奇しくも吉田達磨監督は昨シーズン新潟の指揮官を務めており、かつての仲間たちに追い詰められる格好となったが、今節はその仲間たちに救われる形に。「先週試合が終わった後も昨日まで、『絶対勝つから、絶対勝ってくださいね』というようなメッセージや電話をもらっていて。彼らが僕たちの命を1週間延ばしてくれた」。「感動的」と称した新潟のアシストで、首の皮一枚つながった。

 とはいえ、甲府が苦しい状況であることに変わりはない。15位広島は勝ち点3を積み上げて残留を確定。清水が15位に転落し、甲府が勝ち点2差を追いかける。J2に降格するチームは残り1チーム。甲府か清水に絞られた。最終節となる次節、甲府はホームでの仙台戦で引き分け以下に終わった段階で降格が決定。残留するためには勝利したうえで、清水が神戸に対して引き分けか負けにならなければならない。

「次は小瀬で戦いができる。それが僕たちにとって大きな大きなアドバンテージだと思ってます。小瀬のみなさんの前で運命を待てるような、そんな結果を残したい」。運命のJ1第34節は、12月2日、全会場14時にキックオフを迎える。

(取材・文 奥山典幸)


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