名古屋のシモビッチ3発! J1昇格プレーオフ千葉戦4-2逆転勝利 決勝で福岡と激突へ

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千葉が前半に先制も後半に名古屋が4ゴール 初の双子対決は“佐藤寿人”に軍配

 “双子対決”は佐藤寿人に軍配が上がった。

 J1昇格プレーオフ準決勝、3位・名古屋グランパス対6位・ジェフユナイテッド千葉の一戦がパロマ瑞穂スタジアムで行われ、名古屋がシモビッチのハットトリックなど後半に逆転して4-2で勝利。アビスパ福岡が待つプレーオフ決勝(3日16時/パロ瑞穂)へと駒を進めた。

 2週間前の直接対決では千葉の素早いプレッシャーが名古屋のボール保持から余裕を奪い、3-0と千葉が快勝。これを含めてJ2終盤戦7連勝と勢いに乗る千葉は佐藤勇人、名古屋は佐藤寿人と双子がそれぞれスタメンに名を連ね、初の“昇格プレーオフ双子対決”のキックオフを迎えた。

 序盤からお互い自らの形が出せるか否かの局面が続くなか、試合を動かしたのは千葉の前半のラストプレーだった。ショートコーナーから左サイドでMF為田大貴がグラウンダーのクロスを送ると、ラリベイが巧みなバックヒールで合わせて先制点。1点を奪って前半終了のホイッスルを聞いた。

 同点に追いつきたい名古屋の風間八宏監督は後半9分、キャプテンの佐藤寿人に代えてFW玉田圭司の投入を決断。12分には分厚い波状攻撃を繰り出し、サイドバックのDF宮原和也が放った一撃はゴールわずか左に外れた。

名古屋の田口の手にボールが当たって猛抗議

 しかし同16分、名古屋がスコアをタイに戻す。シモビッチの落としを千葉DF近藤直也がクリアしに行ったところ、田口の手にボールが当たる。しかし、ハンドの判定はなくプレーが続くと田口がそのままペナルティーエリア外正面へと持ち込みシュート。これがゴールネットを揺さぶる。これに千葉イレブンは猛抗議したものの、判定は覆らず1-1の同点となった。

 その5分後の同21分、名古屋GK武田洋平からのパントキックが千葉最終ライン裏で大きくバウンド。これを千葉GK佐藤優也がヘディングでクリアしようとしたところ、目測を誤ってボールは無人のゴール方向へ。これを走り込んで拾ったシモビッチが難なくゴールに流し込み、千葉にとっては痛恨のミス、名古屋としては貴重すぎる追加点を奪った。

 この時点で、勝ち上がりのためにはあと2点が必要となった千葉は、長身FW指宿洋史らを投入。しかし同41分、名古屋が右サイドをカットインしたMF青木亮太のパスをシモビッチが冷静に流し込んで3-1と試合を決定づけた。千葉は同44分に鮮やかなパスワークからPKを獲得して一矢報いたものの、後半アディショナルタイムに名古屋もPK獲得。シモビッチが決めてハットトリックを達成し、千葉は万事休した。

 決勝へ勝ち進んだ名古屋は、プレーオフ準決勝で東京ヴェルディに1-0で勝利したアビスパ福岡と激突する。最後の昇格枠が決まる決戦は、3日の16時にキックオフする。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images