シモビッチのハットで千葉に攻め勝った名古屋が福岡との決勝進出! 1年ぶりJ1でのプレーに接近《J1昇格プレーオフ》

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▽J1昇格プレーオフ準決勝、名古屋グランパスvsジェフユナイテッド千葉が26日にパロマ瑞穂スタジアムで行われ、4-2で名古屋が勝利した。この結果、名古屋が12月3日の昇格プレーオフ決勝に進むこととなった。

▽J1昇格の最後の枠を巡って行われた、“オリジナル10”同士の一戦。名古屋は[4-4-2]の布陣を採用し、GKに武田、最終ラインに宮原、ワシントン、櫛引、青木、中盤に田口、小林、和泉、ガブリエル・シャビエルを配し、最前線にはシモビッチと佐藤寿人が入っている。

▽対する、リーグ終盤で7連勝と勢いに乗っている千葉は、[4-2-3-1]を採用。GKに作用優也、DFには溝渕、近藤、キム・ボムヨン、比嘉が入り、中盤に熊谷アンドリュー、町田、為田、船山、佐藤勇人を配置、1トップをラリベイが務めた。

▽試合の序盤は、前線から激しいプレスをはめ込む千葉がややポゼッション気味に試合を進行。対する名古屋は、無理にボールを追わず、ショートカウンターを狙っていく。

▽やや名古屋がペースを掴み始めると、23分には、相手陣内でボールを奪った青木が、DF2人と対峙しながらもボックス手前まで運んでシュートを放つ。これはキャッチされたものの、枠を捉えるシュートが千葉ゴールを脅かした。

▽続く26分にも、名古屋に惜しいシーンが訪れる。右サイドでボールを持ったガブリエル・シャビエルが相手を引き付けつつタメを作り、中央の田口にパスを供給。田口が縦にクロスを上げると、ボックス内のシモビッチがうまく流すように頭で合わせる。しかし、これもGK佐藤優也のファインセーブに阻まれた。

▽逆に、ピンチを防いだ直後の27分、今度は千葉が決定機を迎えた。為田が左サイド深くまで侵攻し、クロスを上げる。ニアに走り込んだラリベイがヘディングシュートを放ったが、これは枠を外れた。

▽お互いにチャンスを作り続けると、前半のラストプレーで47分に試合が動く。千葉の左CKの場面で、ショートコーナーを選択。ボールを受けた為田が、グラウンダーのクロスを供給すると、ボックス内の比嘉がニアに走り込んで相手DF2人を引き付けスペースを作る。中央にポジションをとっていたラリベイが相手DF1人を背負いながらも、巧みなバックヒールで合わせ、ネットを揺らした。

▽直後に笛が鳴り、前半が終了。運命の一戦は千葉のリードで折り返しを迎える。リードした千葉は後半にもチャンスを作り出していく。50分、キム・ボムヨンがボールを奪い、カウンターを発動。船山まで繋がると、強烈なミドルシュートが名古屋のゴールマウスを脅かしたが、枠を外れた。

▽1点を追う名古屋は、58分に厚い攻撃からチャンスを迎える。ワンタッチ、ツータッチでボールを回し、相手ボックス前で攻めの糸口を探ると、オーバーラップした宮原が右サイドフリーで右足を振り抜いたが、枠を捉えられない。

▽徐々に名古屋に得点の気配が漂い始めると、61分に攻撃が実を結ぶ。敵陣でルーズボールを収めた田口が、ドリブルでボックス内に侵入。最後はDFの股を抜き、ゴールネットを揺らした。

▽痛恨の一撃を浴びた千葉は、66分にも不用意な失点を喫する。GK武田がロングフィードを送ると、GK佐藤優也が前に出て対応。しかし、ヘディングでのクリアを試みたところ、コントロールミスとなり背後のシモビッチにボールが渡る。フリーのシモビッチは、落ち着いて無人のゴールに沈めた。

▽逆転弾を浴びせられた千葉は、直後に船山に代えて長身FWの指宿を投入。シンプルに前線に当てて反撃を試みるも、その指宿にボールが収まらない。逆に名古屋が、ガブリエル・シャビエルや途中出場の玉田を中心にやや支配率を高めていく。

▽千葉の反撃策がはまらずにいると、86分にも名古屋が得点を重ねる。右サイドの青木が中央へカットインし、ダイアゴナルにボックス内へ走り込んだシモビッチにラストパス。ボックス右に抜け出したシモビッチが、ゴール左に流し込んだ。

▽それでも試合終了間際の90分、千葉が意地をみせる。ほとんどの選手を前線に上げて得点を目指すと、ボックス内で途中出場の北爪が倒されてPKを獲得。キッカーのラリベイが落ち着いて決めた。

▽一抹の望みを残した千葉だったが、後半アディショナルタイムに突入した96分、今度は青木がボックス内で倒されて名古屋がPKを獲得。キッカーのシモビッチが落ち着いて蹴り込み、ハットトリックを達成。直後に試合終了のホイッスルが鳴った。

▽この結果、名古屋がJ1昇格プレーオフ決勝に進出。ともに1年でのJ1復帰をかけ、12月3日にアビスパ福岡と激突することが決まった。