DF昌子源は最終節に気持ちを切り替えた

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[11.26 J1第33節 鹿島0-0柏 カシマ]

 1点を取り切れなかった。シュート数は23本対4本。後半は一方的に攻め立て、再三、決定機を迎えながらGK中村航輔の牙城を破れなかった。勝てば2年連続9回目のリーグ優勝が決まった鹿島アントラーズはスコアレスドロー。連覇は持ち越しとなった。

「どれか一つ入ってくれたらという思いが届かなかったのかなと思う。次はその一つが届くようにしっかりやりたい」。そう唇を噛んだDF昌子源にもチャンスはあった。後半14分、MFレオ・シルバの右CKからヘディングシュート。しかし、惜しくもクロスバーを叩き、優勝決定弾とはならなかった。

 試合の観戦チケットは完売。3万6080人が詰めかけたホーム最終戦で優勝を決め切れず、試合直後はショックも隠せなかった。「負けたときは……」。思わずそう言い間違えるほどだったが、「引き分けたときは負けた雰囲気になっていたけど、次、勝てば優勝は変わらない」と、ミックスゾーンに姿を見せた昌子は気持ちを切り替えていた。

 29日には第33節残り1試合の浦和対川崎F(埼玉)が行われ、2位川崎Fが引き分け以下に終われば、その時点で鹿島の優勝が決まる。しかし、「(川崎Fが)勝つと思って準備するだけ。最終節、僕らが勝って決めるだけ」と、他力本願に頼るつもりはない。

 川崎Fが浦和に勝てば、勝ち点差2で最終節を迎えることになる。得失点差では川崎Fが上回っているため(現時点で鹿島+22、川崎F+33)、川崎Fが残り2試合に連勝した場合、鹿島は最終節(vs磐田)で引き分けても首位陥落となる。勝利が求められる最終節。「そう簡単に優勝させてくれないなと。一時は勝ち点8離れていたときもあったけど、結局こうなる。年間優勝は難しいなと」。そう本音も漏らした。

「(首位チームに)食らいついて最後に逆転するというのは、これまで鹿島がやってきた。鹿島の得意技で返されるわけにはいかない」。最後は勝って決める。連覇、そして国内タイトル通算20冠へ、王者の底力を見せつけるときだ。

(取材・文 西山紘平)


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