記事画像

写真拡大

以前、銀行でポイントを貯める方法(※【第27回】ポイントも貯まっておトク ネット銀行のススメ)を紹介しました。今回は、保有していると銀行で優遇サービスを受けられるクレジットカードを紹介したいと思います。

まず、銀行の優遇サービスで思い浮かぶのは時間外ATM手数料無料や提携ATMでの入出金無料でしょう。銀行が発行しているキャッシュカード一体型のクレジットカードを保有している方もいるかもしれませんが、実はキャッシュカード一体型のクレジットカード以外にもATM手数料が無料になるカードがあるのです。

三菱東京UFJ銀行での優遇

まず都市銀行では、三菱東京UFJ銀行に「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」という制度があります。特に口座番号なども変わりませんし、デメリットはありませんが、オンラインバンキングサービスの「三菱東京UFJダイレクト」を契約する必要があります。

この「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」契約者は、MUFGカードなどのクレジットカードを保有し、引き落とし口座に三菱東京UFJ銀行を指定するとATM利用手数料などの優遇を受けられます。

優遇内容はステージ(ホワイト、シルバー、プラチナ)によって異なり、ホワイトステージの場合は、三菱東京UFJ銀行のATM手数料が何度でも無料となります。シルバーステージになると、さらに提携ATM利用手数料も月3回まで無料となりますのでコンビニなどで出金しても無料です。

シルバーステージの対象カードは、MUFGカード(スマート、イニシャル、ゴールド、ゴールドプレステージ、プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、ディズニー・デザイン、スヌーピーカード)、ICクレジットカード・スーパーICカード(クレジットカード機能)。それ以外は、ホワイトステージの対象です(MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは2018年3月以降プラチナステージに変更)。

住信SBIネット銀行での優遇

住信SBIネット銀行でもクレジットカードを保有し、引き落とし口座に設定すると振込手数料などが無料となる特典があります。

ランク1〜4までありますが、年会費3000円(税抜)のミライノ カードGOLD、年会費2万5000円(税抜)のミライノ カードPLATINUMを保有しているとランク3以上が確定。

ランク3の場合は、提携ATMの利用手数料が月7回まで無料。他行宛振込手数料も月7回まで無料と、一気に使いやすくなります。

年会費はかかりますが、ATM手数料や他行宛振込手数料をたくさん払っている場合は年会費と比較してみましょう。

ソニー銀行での優遇

クレジットカードではありませんが、年会費3万円(税抜)のタカシマヤプラチナデビットカードを保有していると、ソニー銀行のClub Sで最上位のプラチナステージになります。

提携ATMも含めて入出金の手数料はかかりません。他行宛振込手数料も月11回まで無料になります。その他、Visa加盟店でのタカシマヤポイントが2%還元、為替コストの優遇や外貨定期預金金利も上乗せといった優遇を受けられます。

タカシマヤでは購入した商品を無料で配送してくれたり、ソフトドリンクも提供してもらえるメンバーズサロンを利用できたりといった特典もあります。

ATM手数料や振込手数料を無料にするために保有するようなカードではありませんが、他の特典と年会費を比較して考えてみましょう。

新生銀行での優遇

次は年会費5万円(税抜)とどんどん年会費がアップしますが、ラグジュアリーカードを保有して引き落とし口座を新生銀行にすると、最上位のプラチナステージにジャンプアップ。

プラチナステージは提携ATMでの入出金は無料。ローソンATMやイーネットATM、セブン銀行ATMで何度引き出しても手数料はかかりません。また、他行宛振込手数料は月10回まで無料です。

その他、海外送金手数料が月1回無料、住宅ローンの事務取扱手数料が優遇、外貨の為替手数料も最大50%割引の優遇を受けられます。

もちろん、年会費が5万円(税抜)ですから、他の付帯特典も見ての判断になるでしょう。


最近は使っているだけでポイントがザクザク貯まるクレジットカードは減ってきています。付帯特典を使いこなせるかがでお得度は変わってきますので、もう一度カードの付帯特典を確認しておきましょう。